4月20日 女子テニス国別対抗戦、フェドカップ、ワールドグループⅡプレーオフ 日本vsオランダ戦、日本が2勝をあげワールドグループⅡ部残留に王手をかけた。

第1試合で、日本のNo.1の土居美咲(ミキハウス)が、R・ホヘンカンプを6-3、6-4で破ると、続くNo.2の日比野菜緒(ブラス)も オランダNo.1のB・スフーフスに6-1、6-2と圧勝した。

土居美咲
リベンジ成功

◎土居美咲 6-3 6-4 ●R・ホヘンカンプ

素晴らしいプレー土居美咲


第4ゲームを先にブレーク。

第5ゲームではブレーク・ポイントを握られが、17回のラリー戦、アングルショットからストレートを決めるなど2度のデュースの末にキープ。4-1とリードする。

2月のスペイン戦では「負けてしまってチームに貢献できなかった。今回は絶対勝ちたい。」と言う気持ちが表われた積極的なプレーする土居。
5-3、40-30、2度目のセットポイントではボディーへ食い込むファースト・サーブで相手のミスを誘い6-3で取る。

第2セットも土居が先にブレーク。4-0とする。早い攻め、土居の調子の良さが伺える。
そこから3ゲーム連取されるが、しっかりと勝利した。

「(今度こそ勝利をあげ日本に貢献しようと)めちゃくちゃ意識した。それが達成できて、自分にも日本にもいい勝利となった」と見事リベンジに成功した土居美咲だ。

日比野菜緒も勝利

のびのびと素晴らしいプレーをした日比野菜緒


◎日比野菜緒 6-1 6-2 ●B・スフーフス

第2ゲーム、日比野は相手の動きの逆をつきブレーク2-0。ラブでキープし3-0。

5-1、サービング・フォ・ザ・セット、ドロップ・ショットを決め30-30。
フォアの高い打点のフォアを決め、40-30とセットポイント。
相手のリターンはロング、6-1で第1セットを取る。

第2セットは最初のサーブをブレークするが、第2ゲームを落とす。
しかしまたブレーク、2-1。

5-2、サービング・フォ・ザ・マッチ、逆をつかれ15-40とピンチだったが、デュースに。
フォアへ角度をつけたサービス・エースでマッチポイント。
バック深くへまたサービス・エース級のサーブを決め、53分で日比野は勝利。

フェドカップ

日本vsオランダ戦
2019 ワールドグループⅡ プレーオフ
会場:ITC靱(うつぼ)テニスセンター
期間:4月20,21日
チケット購入方法

4月20日(土)
◎土居美咲 63 64 ●R・ホヘンカンプ
◎日比野菜緒 61 62 ●B・スフーフス

4月21日(日) 11:00~
第1試合 土居美咲 vs B・スフーフス
第2試合 日比野菜緒 vs R・ホヘンカンプ
最終戦 青山修子/穂積絵莉 vs ケルクホフェ/シュールス

FED CUP ITF hp
FED CUP JTA hp

No.1プレーヤーとして最初の試合に勝利 土居美咲


フェドカップは男子デ杯の女子版国対抗戦。
「ワールドグループ」8ヶ国と「ワールドグループⅡ」の8ヶ国に分けられている。
日本は2月、北九州で行われたワールドグループⅡ 1回戦スペイン戦で2勝3敗で敗れ、ワールドグループ・プレーオフ(入れ替え戦)進出を逃していた。日本ワールドグループ入り王手をかけていたが逆転負け

大坂なおみ(日清食品)は22日から始まる今季クレー・コート初戦となるドイツ、シュツットガルトでのポルシェ・グランプリに出場する。

記事:塚越亘/塚越景子 写真 鯉沼宣之/tennisjapan