8月28日 USオープン 3日目。今日は朝から小雨。湿気もあり少し蒸し暑い。26度。
錦織圭(日清食品)の2回戦はアームストロング・コートなので、雨が降ったら屋根が閉まり、インドア状態で行われるので大丈夫だが、西岡良仁(ミキハウス)のコートは屋根はないので、待たされそうだ。今日できるのか?心配だ。
第7シードの錦織は108位、レフティーのクラーン(アメリカ、29歳、最高ランキング63位)を6-2、4-6、6-3、7-5で破り2年連続6度目の3回戦に進んだ。
クラーンとは初対戦。2010年に全米学生チャンピオンになった力のある選手。
レフティー独特のいやらしいプレーをしてくる。
セットカウント2-1、第4セットも5-1とリードするが、そこから粘られ、5-5と追いつかれる嫌な展開になったが、集中力をあけ勝ち切った。
「第2セットは相手のプレーに押され、ディフェンスが増えたので第3、第4セットは、なるべく自分から攻めた。
5-1からまくられたが、集中力をあげ、5-5からしっかりプレーするように心掛けた。
勝ててほっとしている」。
3回戦は、第31シード、23歳のガリン(チリ)対38位、20歳のデミノー(オーストラリア)の勝者と対戦する。
錦織圭インタビュー
「第2セットは(4-2とリードだったので)取りたかった。
あそこで簡単なミスが続き、彼を生き返らせてしまった。チャンスを与えたゲームだった。
反省すべき点です。」
「波はあったが、ストローク戦は良かった。
特にバックで前に入って自分から相手を左右に振っていけた時は良かった。」
「5-1まで良かったが、あれを続けていれば・・・。」
「バックもそう、フォアも回り込んで中に入って行っている時は良かった。
なるべく続けていきたい。」
「相手のサービスは想像以上でした。
嫌な時間帯があったが、長くても3、4ゲームぐらいだったので、何とかなると思っていた。
相手がアグレッシブにリスキーに攻めてくる時は嫌な時もあった。」
「第1セット目は無理しているなあと思っていた。その後は落ち着いてくると思っていた。」
「サービスだったり、4-2のゲームだったり、いくつか反省点はある。
「サービスは気にしていると言えば気にしているけど気にしていない。
直ると願いながら練習したい。」
「早く終わったのは自分にとって優位。
自分はスケジュール通り終わって、しっかり寝られる。これがかなり重要です。
ナイトマッチに入らないことを祈りつつ、何点か修正したい。」
「(3回戦の対戦)相手は両方ともストローカーで若手なので、今日や1試合目よりかはタフな試合になると思う。」
「今日の良い時のプレーは気に入っている。
カナダやシンシナティの時と比べると断然いい。
前に出て、もっとサーブ&ボレーを加えても良かった。
相手のよってはもっと増やしていきたい。
フラットで無理やり出ることはしないで、上手く兼ね合いを見つけていきたい。」
賞金総額$57,238,700(約63億円)
会場:USTA Billie Jean King ナショナルテニスセンター
NY現地時刻(時差-13時間)
本戦:8/26-9/8,2019
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
大会日程
シングルス賞金(男女同額)
優勝:$3,850,000(4.3億円)
準優勝:$1,900,000(2.1億円)
ベスト4:$960,000(1.1億円)
ベスト8:$500,000(5500万円)
4回戦:$280,000(3100万円)
3回戦:$163,000(1800万円)
2回戦:$100,000(1100万円)
1回戦:$58,000(640万円)
賞金ブレークダウン($1=約110円)
USオープンは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生放送。ナビゲーター:伊達公子、解説:鈴木貴男、村上武資、神尾米、近藤大生
記事塚越亘/西谷明美/森下泰/塚越景子 写真佐藤ひろし/TennisJapan