8月29日 USオープン 4日目
USオープン2連覇を狙う大坂なおみ(日清食品)の2回戦が行われ、大坂は53位、27歳のM・リネッテ(ポーランド)を6-2、6-4で破り4年連続32強となった。
3回戦は15歳の天才少女、アメリカのガウフと対戦する。
男子2回戦で西岡良仁(ミキハウス)は最高ランキング12位、37歳のベテラン、F・ロペス(スペイン)に7-6(7)、0-6、4-6、4-6で敗れた。
錦織圭(日清食品)対20歳のA・デミノー(オーストラリア)の3回戦は、8月30日(金)の12時、グランドスタンドコート第1試合。日本時間では同日の真夜中から行われる。8/30 オーダー・オブ・プレー
両者は初対戦。
デミノーは今年1月の「ATP250シドニー」、7月の「ATP250アトランタ」で優勝しているオーストラリア期待のプレーヤーだ。
大坂なおみ
冷静なプレーで勝利
第1セットは2-2から第5ゲームをラブでブレーク。続くサーブではダブルフォルトもあったがキープするなど、4ゲーム連取、6-2で取る。
1回戦に比べ大坂のプレーは落ち着いている。
王者の風格が、と思っていたが、第2セットは0-3。
なんと15-40とこのサーブを落とすと0-4になってしまうブレーク・ポイントを握られる。
ファースト・サーブはフォルト、セカンドサーブもスピンがかかりすぎの危ないサーブだったが、相手がそこを付けないと流れが変わる。
そこから5ゲーム連取。主導権を奪い勝利した。
大坂なおみ15歳の天才少女との対戦楽しみ
「オフコートではココ(天才少女ガウフ)は昔の私のよう。
彼女はロッカールームで誰と話すここなく、とても静かにしている。
お~、とても私に似ている。」
「私は彼女に話しかけた。
プロになって、誰も知っている人がいないと思うので。」
「彼女はスーパースウィート、私は彼女のプレーが好き。
私は彼女とプレーする機会が欲しい。」
「今、私はただ本当にいいテニスをしたい。
再び楽しみたい。
ランキングやポイントのことを気にしないようにして。」
西岡良仁
持ち味封じられた
ロペスとの対戦成績は西岡の1勝0敗。2016年マイアミで勝っていたが。
「序盤に耐えに耐えて、そのためになかなか自分のギアを上げられなかった。
相手の緩い球、特にバックのスライスに対して、なかなか対処がしにくかった。
そのため、いつもの自分のプレーをさせてもらえなかった。」
「今日はプレースメントや確率が悪く、常に返球されてしまった。
加えて、(相手がリターンで)スライスからプッシュをかけてくるのは、非常にタイトだった。
耐えていたが、離されてしまった。」
「第1セットの後半から、(相手に)セットポイントがたくさんあった。
その時点で、(自分のサーブが)攻略されていたのだと思う。
嫌な思いでプレーをしなくちゃいけなかった。」
「いつもよりも(自分の)動きが悪かった。
フォアの当たりも悪く、ロペスのフォアにもう少し集めて、(クロスに)返ってきたのを、フォアでダウンザラインに流したかった。
それが、ほとんどできず、ロペスを動かすことができなかった。」
「今回の米国シーズンは良かった。
今日に関しては悪いプレーで納得していないが、大きく見て、いい遠征だったと思う。」
「マスターズ1000で結果は出て、それはうれしかったし、高揚感はあった。
そのためか、ここ(全米)に入って少しテニスは落ちたことは確か。」
西岡良仁公式サイト
賞金総額$57,238,700(約63億円)
会場:USTA Billie Jean King ナショナルテニスセンター
NY現地時刻(時差-13時間)
本戦:8/26-9/8,2019
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
大会日程
女子ドローPDF
シングルス賞金(男女同額)
優勝:$3,850,000(4.3億円)
準優勝:$1,900,000(2.1億円)
ベスト4:$960,000(1.1億円)
ベスト8:$500,000(5500万円)
4回戦:$280,000(3100万円)
3回戦:$163,000(1800万円)
2回戦:$100,000(1100万円)
1回戦:$58,000(640万円)
賞金ブレークダウン($1=約110円)
USオープンは、WOWOWで8月26日~9月9日、連日生放送。ナビゲーター:伊達公子、解説:鈴木貴男、村上武資、神尾米、近藤大生
記事塚越亘/西谷明美/森下泰/塚越景子 写真佐藤ひろし/TennisJapan