USオープン後、ツアーの舞台はアジアとヨーロッパに移る。
アジアでは今週の9日、広島市の「広域公園テニスコート」で花キューピットオープン、続いて16日からは大阪の「靱(うつぼ)テニスセンター」で東レPPOと続く。
東レPPOには大坂なおみなどが出場する。

土居美咲、奈良くるみ、日比野菜緒など1回戦勝利

昨年から広島市の広域公園テニスコートで行われている花キューピットオープン
日本勢は土居美咲(107位、ミキハウス)、日比野菜緒(146位、ブラス)、ワイルドカードで奈良くるみ(182位、安藤証券)、清水綾乃(251位、Club MASA)、尾崎里紗(292位、江崎グリコ)と厳しい予選を勝ち上がった波形純理(300位、伊予銀行)の6人が本戦でプレーし、土居、日比野、奈良の3人が2回戦に進出した。

ダブルスでは、柴原瑛菜(橋本総業)/カーター(米国)組が勝ってベスト8に進んだが、岡村恭香(橋本総業)/清水綾乃組、林恵里奈(福井県スポーツ協会)/内島萌夏(フリー)は敗れた。

第1シードの二宮真琴(橋本総業)/穂積絵莉(日本住宅ローン)組、加藤未唯(ザイマックス)/サンダース(豪州)組、土居美咲/日比野菜緒組、加治遥(島津製作所)/波形純理組の1回戦は今日行われる。

土居美咲
3つのマッチポイントセーブ逆転勝ち

<<シングルス1回戦>>
◎土居美咲 4-6 7-5 6-2 ●波形純理

土居が3-0とリードから、第1セットを4-6で落とす。

予選を勝ち上がってきた波形の調子は良い。
前々週のITF能登和倉女子オープン決勝では清水綾乃をフルセットで破り、5年ぶりの優勝。
ここでも予選決勝で18歳の内島萌夏をフルセットで破り勝ち上がってきた。

秀島達也伊予銀行監督とのオンコートコーチングでも楽しそうに話している。

波形が5-3、サービング・フォ・ザ・マッチでも40-0とマッチポイントを握った。

勝負は怖い! 
土居の開き直ったリターン・エースなどが決まると、そこから土居が大挽回した。

「最後は気持ち」と土居。

<<主な1回戦>>
◎1]謝淑薇(台湾) 61 36 63 ●尾﨑里紗
◎奈良くるみ 64 64 ●5]マリア(ドイツ)
◎日比野菜緒67(2) 76(5) 75 ●フェルナンデス(カナダ)

日比野菜緒 、対戦相手は厳しい予選を勝ち上がってきた17歳、今年の全仏ジュニアの優勝者。
3時間の激戦の末に勝利、今日の2回戦で第6シードのZ・ディアス(カザフスタン)と対戦する。

一週間空いて、9月30日(月)から楽天ジャパンオープンだ。

土居美咲(フェド杯では日本を代表してプレー)

記事:塚越亘 塚越景子 写真:鯉沼宣之/FED CUPにて