9月14日 広島市の「広域公園テニスコート」で行われている花キューピットオープンで、土居美咲(ミキハウス)、日比野菜緒(ブラス)の二人が見事揃ってシングルス決勝に進出した。

前日行われた二人で組んだダブルスでも、加藤未唯(ザイマックス)組を破り、決勝進出を決めており、15日は11時半より土居美咲vs日比野菜緒のシングルス決勝、そして休憩後、土居/日比野組vsマクヘール(米国)/サビニフ(ロシア)組のダブルス決勝がある。15日オーダー・オブ・プレー入場券情報

日比野菜緒は第1シードなど破っての決勝進出

日比野菜緒は準々決勝で、大物食い、変幻自在のプレーをする台湾の謝淑薇に対して、ミスを怖がらない積極的なプレー(ウイナー25本、アンフォーストエラーはウイナーを上回る27)で謝のサーブを5度ブレーク、5-3のサービング・フォ・ザ・マッチでは2度のブレーク・ポイントをセーブし勝ち切った。

準決勝、ブザネスク戦では第1セットを落とし苦戦するが、竹内映二コーチのアドレスを冷静に聞き、第2セットを取り返す。
ファイナル・セットでは、4-3リードのサーブで、ダブルフォルトを犯し、15-40とピンチになるが、5回のデュースの末5-3とキープ、続くゲームをブレークし勝利した。

「日本の大会で決勝に進出できて本当に嬉しい。
(続く試合で土居が勝って)日本人同士の決勝になれれば素晴らしいこと」と日比野菜緒。

土居美咲は第2シード破って決勝進出

1回戦は波形純理(伊予銀行)に三つのマッチポイントを握られながら、大逆転勝ち、2回戦もフルセットの苦戦を強いられて勝ち上がってきた土居美咲。
第2シードのクデルメトワ(ロシア)と対戦した準決勝は吹っ切れたか、素晴らしい攻撃テニスで6-4、6-3のストレート勝利決勝に進出した。

「(日比野と日本人同士)二人の決勝を戦いたかた。
実現したので、熱い戦いをしたい」と土居美咲。

土居美咲facebook

$250,000 花キューピットオープン
9/9-9/15
会場:広島市 広域公園テニスコート

<<シングルス決勝>>
日比野菜緒 vs 土居美咲

<<準々決勝>>
◎日比野菜緒 46 60 63 ●ブザネスク(ROU)
◎土居美咲 64 63 ●2]クデルメトワ(RUS)

<<準々決勝>>
◎日比野菜緒 64 63 ●1]謝淑薇(台湾)
◎ブザネスク(ROU) 64 75 ●3]ウィトバンク(BEL)
◎土居美咲 75 61 ●7]ソリベストルモ(ESP)
◎2]クデルメトワ(RUS) 63 46 62 8]SIEGEMUND(GER)
シングルスドロー
予選ドロー

<<ダブルス決勝>>
土居/日比野 vs マクヘイル(USA)/サビンキ(RUS)

<<ダブルス準決勝>>
◎土居/日比野 63 64 ●加藤未唯/サンダース
◎マクヘイル/サビンキ 64 61 ●加治遥/波形純理
ダブルスドロー

第1シードの二宮真琴/穂積絵莉組は準々決勝でマクヘール/サビニフ組に5-7, 2-6で敗れた。
第1セット、5-4でサーブだったが、当たりそこないボレーを決められ、そこから逆転負けを喫してしまった。
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記事:塚越亘 塚越景子 写真:鯉沼宣之/佐藤ひろし