9月21日 大阪 靱(うつぼ)テニスセンターで行われている東レPPO

20日は雨で試合が流れてしまったために、大坂なおみ(日清食品)は21日に準々決勝、準決勝と一日2試合を戦い勝利し決勝に進出した。
大坂の決勝進出は1月の全豪オープン以来、通算6度目だ。

12時から行われた大坂の準々決勝の対戦相手は今年のウィンブルドン1回戦で敗れたY・プチンセワ(24歳、カザフスタン)
対戦成績も0勝3敗と分の悪い相手に6-4、6-4のストレートで勝ち4強入りを決める。

大坂の試合後、土居美咲(ミキハウス)の準々決勝が行われ、土居は内容的には競り合うもののA・パブリュチェンコワ(ロシア)に、2-6、2-6で敗れた。

その試合後、大坂対E・メルテンス(ベルギー)の準決勝が行われ、大坂は6-4、6-1のストレートで勝ち、決勝進出を決めた。

決勝では、土居を準々決勝で破ったA・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。

大坂なおみ
苦戦した準々決勝

<<準々決勝>>
◎1]大坂なおみ 64 64 ●プチンセワ

集中力を発揮した大坂は3-0とリード、ここまでまだ1ポイントしか落としていない。

バックのジャックナイフを決め、ラブで4-1とキープ。

集中した時の大坂は強い。5-1とリード、サービング・フォ・ザ・セットを迎える。
楽勝と思われたが。

Y・プチンセワ(24歳、カザフスタン)にはウィンブルドンの1回戦で敗れている相手。対戦成績も0勝3敗と分が悪い。

このゲームを最後はスマッシュをロングし、ラブで落とす。

5-3、2度目のサービング・フォ・ザ・セットも2度のデュースの末に、2度セットポイントがあったが、サーブを落とし5-4と追いつかれる。

ここで父、レオナルドさんがオンコートコーチングに。
「ハイパーセントテニスをすれば、問題ない。」と娘のテニスを信頼しやさしく諭す。

続くゲーム、回り込みフォアを決め、30-40と3度目のセットポイント、
15回のラリー戦後、バックのストレートを決め6-4で第1セットを取る。

第2セット

第2セットも5-2とリードし、マッチポイントも握るが、デュースの末にプティンセバがキープし、粘る。

5-3、大坂のサービング・フォ・ザ・マッチ、3度目のマッチポイントも逃し、4回のデュースの末にサーブ落とし5-4となってしまう。

プティンセバも追いつくものの決め手がなく、15-40と大坂にマッチポイントを握られる。
そのポイント、フォアに来たボールを追うときにプティンセバは左足首ひねりコートに倒れる。
大坂は氷を持って駆け寄り心配する。

プティンセバはインジャリータイムを取り、治療後1ポイントをプレーしたが、もうボールを追うことはできなかった。

プティンセバにやさしく声をかけて、いたわる大坂。
準決勝進出を決めた。

「ハードな戦いになると思っていた。
見に来てくれてありがとう。
もう1試合あるので応援してね」と大坂は半分日本語で満員の観客に感謝。

その2時間後、準決勝は行われる。
大坂の対戦相手は23歳のE・メルテンス(ベルギー)。今年ドーハで優勝、USオープンではアンドレスクに準々決勝で敗れものの、フルセットだった。最高ランキング12位、ダブルスでは2位だ。

質の高いゲームが続く。
メルテンスのサーブ、4-5。フォアのリターン・エースなどで30-40とセットポイントを握る。
ラリーが続き、大坂のショットがネット・イン、大坂が競り合いを6-4で制す。

第2セットも競り合うものの、6-1で取り、決勝進出を決めた。

「応援ありがとうございます。
ここ数ヶ月タフな時期があったので決勝進出は嬉しい。
支えてくれたスタッフのみんな、ありがとう!」
笑顔が戻り、完全復活に近くなっている大坂なおみだ。

土居美咲がんばったが

土居美咲のテニスが覚醒した東レPPO

土居の準々決勝の対戦相手は41位、28歳のA・パブリュチェンコワ(ロシア)
内容的には競り合うものの敗れてしまった。

その後、日比野菜緒(ブラス)と組んだダブルス準決勝が行われ、第2シードのH.Chan/L.Chan(台湾)とファイナル・セットのマッチタィブレークを7-10で惜敗した。

大坂なおみ

記事:塚越亘 塚越景子 写真:佐藤ひろし