10月1日(火) 「楽天ジャパン・オープン」二日目
ダニエル太郎(エイブル)が第2シードのB・チョリッチ(クロアチア)を6-4、4-6、7-6(5)とフルセットの末に競り勝つ金星を挙げた。
予選を見事突破した内山靖崇(北日本物産)も第4シードのB・ペール(フランス)に6-2、6-2でストレート勝ちした。
これで、前日の西岡良仁(ミキハウス)、添田豪(GODAI)と合わせ、日本男子4人が2回戦にコマを進めた。
明日2日(水)は内山靖崇、添田豪、西岡良仁の2回戦がセンターコートで行われる。10/2 オーダー・オブ・プレー
添田は第1シードのジョコビッチと対戦だ。
<<シングルス2回戦>>
添田豪 vs 1]ジョコビッチ(SRB)
西岡良仁 vs 5]プイユ(仏)
3]ゴファン(BEL) vs シャポバロフ(CAN)
6]チリッチ(CRO) vs 鄭現(韓国)
シモン(仏) vs オペルカ(米)
Q]内山靖崇 vs アルボット(MDA)
ハリス(RSA) vs Q]ミルマン(豪)
ダニエル太郎 vs トンプソン(豪)
本戦ドローnet
本戦ドローPDF
ダニエル太郎
2時間40分の激戦戦い抜き金星
ダニエルは、2018年BNPパリバオープン2回戦で、怪我から復帰のジョコビッチを破っている。
早めに来日したジョコビッチとは27日に会場で練習した。
第2シードのB・チョリッチ(14位、22歳、クロアチア)は今年の全豪オープンで16強になっている。
素晴らしい打ち合いのバトルはファイナル・セットのタイブレークに縺れる。
タイブレークでは最初のポイント、18回のラリー戦に打ち勝ち、ダニエルが1-0とミニブレーク。
しかし次のポイント、フォアの鋭角なクロスを決められ、ミニブレーク・バックされた。
4-4、ラリー戦が続き、粘るダニエル、15回目のショット、チョリッチはフォアをフレームショット、5-4とミニブレーク。
リードするが、続くポイントを落とし、5-5。
どちらに転ぶかわからないラリー戦が続いている。
チョリッチのフォアのクロスがワイドになり、ダニエルが6-5とマッチポイントを握った‼
チョリッチのサーブ、ファースト・サーブはフォルトの判定、チャレンジするが、ビデオ判定はフォルト。
嫌な時間の空き方になる、それでもセカンドサーブをきっちりと入れた。ここら辺はさすが!
ダニエルのリターンをチョリッチはフォアで返すが、それはネットを越えない!
2時間40分の激戦。
自分のプレーに徹したダニエルが第2シードを破る金星を上げた。
「初めて東京で勝てて嬉しい!
フォアがアグレッシブに打てるようになり、とにかく続けようと心掛けた。
勝つと思うと良くないので、無心に打った」。
「この勝利で、自分はもっと上に行けるのかな?という気持ちになれた」。
「こんなにたくさんの人に見てもらえるのはレーアーな経験なのでほんとうに嬉しい」喜びを素直に表すダニエル太郎だ。
内山靖崇素晴らしいプレー
54分で完勝!
内山靖崇が2015年の準優勝者で第4シードのB・ペール(23位、30歳、フランス)を6-2 6-2で下し、初戦突破を果たした。
ペールの体調は万全ではなかったようだが、内山のプレーは素晴らしかった。
ペールの最高ランキングは18位。2015年USオープンでは前年準優勝した錦織圭を1回戦で破った。そしてこのジャパンオープンでも2回戦で破っている。今年も全仏オープン4回戦で錦織と2日間の激戦、ファイナル・セットを戦っているプレーヤーだ。
そのペールが途中で試合を投げ出してしまうほど、内山のテニスは攻撃的であり、冷静でもあった。
「応援ありがとうございました。
今年に入ってから徐々に結果が出始め自信も出てきていました。
予選から調子良かったです」と内山。
「ペールは体調が悪かったよう、」とペールの体調を心配する。
豪快なプレーと優しさもある内山靖崇だ。
$1,928,580 ATP500 Japan Open
会場:有明テニスの森公園
ライブスコア
オーダー・オブ・プレー
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ダブルスドロー
予選ドロー
錦織圭(日清食品)は、右ひじのケガで欠場
WOWOW 放送
記事:塚越亘 塚越景子 写真/伊藤功巳/鯉沼宣之/TennisJapan