10月6日(日) 「楽天ジャパン・オープン」最終目
シングルス決勝戦は、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選から勝ち上がってきた80位のジョン・ミルマン(豪州)を6-3、6-2で破り、1回戦から圧倒的な強さを発揮し、全試合ストレート勝ち、初出場で初優勝を飾った。
ジョコビッチはこれが通算76度目、今年4度目の優勝。
グランドスラム大会では通算、16回優勝しているジョコビッチだが、オリンピックではまだ金メダルがない。2008年北京での銅メダルのみだ。
来年の20東京オリンピックではこの有明で悲願の金メダルに挑む。そのために6度優勝している北京での「中国オープン」をけり初出場した大会だった。
車いすシングルス決勝は、国枝慎吾(ユニクロ)が6-0、6-2でステファン・オルソン(スウェーデン)を下し優勝した。
20年東京パラリンピックで3度目の金メダルを狙う国枝が、今年新設された大会で初めての栄冠を手にした。
日本人プレーヤー大活躍
内山靖崇、110位
錦織圭(日清食品)が怪我で不在のジャパンオープンだったが、西岡良仁(ミキハウス)、ダニエル太郎(エイブル)、添田豪(GODAI)、内山靖崇(北日本物産)、4人の日本人プレーヤーが2回戦に進み、ダニエルと内山は8強と日本人プレーヤーが大活躍した。
内山靖崇は本来なら出場できない136位。
推薦枠だった西岡良仁が自力のランキングで本戦にストレート・インできたために推薦枠が一つ空き、繰り上がりで予選に出場することができ、予選2試合を勝ち抜き本戦入りし、本戦でもシード選手を破るなど8強になった。その結果、10/7発表の世界ランキングで110位となり、目標の100位内が手に届くところにきている。
日本人プレーヤーでは錦織、西岡、に次ぎ3番手となった。
8位 錦織圭
75位 西岡良仁
110位 内山靖崇
111位 ダニエル太郎
125位 添田豪
130位 杉田祐一
137位 伊藤竜馬
251位 守屋宏紀
283位 関口周一
292位 綿貫陽介
294位 内田海智
全日本人男子ATPランキング
国枝慎吾車イス優勝
優勝よりたくさんの観客が見てくれたのが嬉しい
<<車いすシングルス決勝>>
◎国枝慎吾 6-0 6-2 ●オルソン(SWE)
「多くの人にハイレベルな車いすテニスを見てもらいかったので、優勝でき、その達成感と満足感があった」と国枝。
車イス 楽天ジャパンオープンの大会レベルはグランドスラム大会を頂点とすると6段階中の4番目の大会だが、国枝が、関係者に何度もお願いし、その努力で実現した大会だった。国枝慎吾インタビュー
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With 3️⃣2️⃣3️⃣ days to go until the Tokyo 2020 Paralympics, Shingo Kunieda thrilled an adoring home crowd to become…
$1,928,580 ATP500 Japan Open
会場:有明テニスの森公園
ライブスコア
オーダー・オブ・プレー
<<決勝>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 63 62 ●Q]ミルマン(豪)
<<準決勝>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 63 64 ●3]ゴファン(BEL)
◎Q]ミルマン(豪) 63 76(4) ●オペルカ(米)
<<準々決勝>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 61 62 ●5]プイユ(仏)
◎3]ゴファン(BEL) 62 62 鄭現(韓国)
◎オペルカ(米) 63 63 ●Q]内山靖崇
◎Q]ミルマン(豪) 64 60 ●ダニエル太郎
<<2回戦>>
◎1]ジョコビッチ(SRB) 63 75 ●添田豪
◎5]プイユ(仏) 61 62 ●西岡良仁
◎3]ゴファン(BEL) 76(5) 76(2) ●シャポバロフ(CAN)
◎鄭現(韓国) 64 36 61 ●6]チリッチ(CRO)
◎オペルカ(米) 76(4) 76(2) ●シモン(仏)
◎Q]内山靖崇 67(2) 63 64 ●アルボット(MDA)
◎Q]ミルマン(豪) 63 62 ●ハリス(RSA)
◎ダニエル太郎 64 76(3) ●トンプソン(豪)
本戦ドローnet
本戦ドローPDF
記事:塚越亘 塚越景子 写真/伊藤功巳/鯉沼宣之/TennisJapan