1月8日 今年から始まった国別対抗戦、ATPカップ。
日本は昨年のデ杯優勝国、ナダル率いるスペインとBグループ1位通過を賭けて対戦した。
ナンバー2同士の戦いで添田豪(GODAI)は世界9位のバウティスタ アグトに挑むが2-6、4-6で敗れる。
エース対決では西岡良仁(ミキハウス)が世界1位のR・ナダルを相手に対等に闘うも、6-7(4)、4-6で敗れてしまう。
スペインには敗れてしまったが、ダブルスに勝てばまだ2位通過の可能性が残る中、日本は添田がマクラクラン勉と出場。
1位通過を決めたスペインはナダルを休めても良いのだが、なんとナダルが出場する。試合はファイナル・セットのマッチタイブレークに縺れるものの、日本は惜敗した。
日本はBグループのラウンドロビンを2勝1敗で終えたが、グループ2位の中での成績上位2チームに入ることができず、決勝トーナメント進出はならなかった。
対スペイン戦敗退しました。ナダル選手にチャンスはあったけど取れない、これがレベルの差ですね。良い試合でしがチームに貢献できず、予選通過なりませんでした。チーム全体で最善を尽くした結果ですので仕方ないと思いますが悔しいですね…沢山の応援ありがとうございました😊#atpcup #teamjapan https://t.co/6QonziGf99
— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) January 8, 2020
添田豪 世界9位に挑む
西岡良仁 世界一のナダルと激闘
第一試合
●添田豪 2-6 4-6 ◎R・バウティスタ アグト
119位の添田豪が9位のアグトに挑戦した。
添田は2-2まで競り合うが第1セットを落とす。
第2セットは第5ゲームでサーブを落とす。その後も競り合うもののストレート負けを喫した。
第二試合
●西岡良仁 6-7(4) 4-6 ◎R・ナダル
72位の西岡が世界1位のナダルを苦しめた。
ナダルのスマッシュをカウンターで拾い決め返すなど、素晴らしいプレーで先にブレーク3-2とリードする。
続くゲームでは40-0だったがナダルの反撃にあい落とす。(ちょっともったいなかった)
それでもまた西岡がブレーク、5-4、サービング・フォ・ザ・セットを迎える。
しかしまたもブレーク・バックされる。
タイブレークは先にミニブレーされるが、ミニブレー・バック、惜しくも4-7で第1セットを落とす。
チャンスがありながら落としたことで、ガックリとするところだが、西岡は第2セットでも対等に戦う。
ラリー戦も20回を越える凄い攻防が続く。
4-4、西岡のサーブ、攻めたがナダルがブレークする。
5-4 ナダルのサービング・フォ・ザ・マッチ、30-30、
左右に振り回し、ネットに詰める西岡、ナダルは対戦を崩しながらトップスピン・ロブを決めた。(西岡惜しい!)
ナダルは40-30とマッチポイント。
ナダルの切れるサーブを西岡はロブを上げるが僅かにワイド。
2時間7分の激闘だった。
ぜひ見て欲しい激闘。見逃した人は以下で!
第三試合
●添田豪/マクラクラン勉 6-7(5)、6-4、[6-10] P・カレノブスタ/R・ナダル
最終試合、日本はマクラクラン勉と添田豪組で戦う。
スペインは1位通過が決まっているのだが、なんとナダルを投入してきた。
セットオール、ファイナル・セットは10ポイント先取のスーパータイブレークで争われる。
日本はミニブレークを先行、3-0、5-2、6-3とリードしていたが、惜しくも1時間55分の激戦の末に敗れた。
会場:ブリスベン、シドニー、パース
各国のトップランク2名のATPランキングにより、上位24ヶ国が参戦。
その24ヶ国を6つのグループ、4チームずつに分け、総当たり戦を行う。
総当たり戦の各グループの1位6ヶ国と2位の中でもっとも成績の良い2ヶ国、計8ヶ国が
決勝トーナメント(シドニー)に進出して優勝チームを決定する。
試合はシングルス2試合(ベスト・オブ・3セットマッチ)とダブルス1試合(第3セットは10ポイントマッチタイブレーク)で争われる。
【グループA】ブリスベン
セルビア 3-0 (7-2)
南アフリカ 2-1 (5-4)
フランス 1-2 (4-5)
チリ 0-3 (2-7)
【グループB】パース
スペイン 3-0 (9-0)
日本 2-1 (5-4)
ジョージア 1-2 (3-6)
ウルグアイ 0-3 (1-8)
【グループC】シドニー
イギリス 2-1 (6-3)
ブルガリア 2-1 (6-3)
ベルギー 2-1 (5-4)
モルドバ 0-3 (1-8)
【グループD】パース
ロシア 3-0 (8-1)
イタリア 2-1 (5-4)
ノルウェー 1-2 (3-6)
アメリカ 0-3 (2-7)
【グループE】シドニー
アルゼンチン 2-1 (5-4)
クロアチア 2-1 (5-4)
ポーランド 1-2 (4-5)
オーストリア 1-2 (4-5)
【グループF】ブリスベン
オーストラリア 3-0 (9-0)
カナダ 2-1 (5-4)
ドイツ 1-1 (3-6)
ギリシャ 0-3 (1-8)
各グループ成績表
試合日程
優勝賞金は$15,000,000(米ドル)、最大750ポイントのATPポイントが付与される。
賞金及びATPポイント
国対抗戦は
デ杯、レーバーカップとある
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1900年に始まった大会、2019年は133ヶ国が参戦、日本はワールドグループで戦った。
レーバーカップ
ロジャー・フェデラーと彼の所属エージェントが主催する「ヨーロッパ代表vs世界代表」
記事:塚越亘 塚越景子 写真 ATPカップ