女子テニス国別対抗戦、フェドカップ ファイナル予選、日本対スペイン戦 が2月7日~8日、スペインのCentro de Tenis La Manga Clubで行われている。

日本は大坂なおみ(日清食品)、土居美咲(ミキハウス)、奈良くるみ(安藤証券)、柴原瑛菜(橋本総業)、青山修子(近藤乳業)でスペインと対戦する。

7日初日、日本のNo.1プレーヤー、大坂なおみがスペインのNo.2、世界78位のS・ソリベス トルモ(23歳)に、0-6、3-6で敗れた。
続く、第2試合では土居美咲も世界55位C・スアレス ナバロ(31歳)に3-6、4-6敗れ、日本は2連敗となった。

フェド杯はシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合で戦われ、3試合に先勝すれば勝利となる。
勝ったチームは4月14日からハンガリーのブダペストで行われるフェド杯ファイナル大会に進み、敗れると4月17日からの入れ替え戦に回ることとなる。

大坂、フェド杯日本代表でプレーしたことで、東京オリンピックの代表出場条件をクリアした。

思わず泣き出した 大坂なおみ
●大坂なおみ 0-6 3-6 ◎ソリベス トルモ

第1セット、凡ミスの数は大坂23に対してソリベス トルモはたった1回。

ソリベス トルモは大坂がミスをするまで、ひつこくボールを拾いまくる。

第1セットはなんと6-0、27分で取られた。

第2セット

大坂、自分を奮い立たせてドライブ・ボレーを決めるが続くポイントはダブルフォルトと今一つ乗り切れない。
デュース5回、9分かかり初めてサーブをキープした。

するとソリベス トルモもプレッシャーを感じたのか、デュースの末にダブルフォルトでサーブを落とした。

大坂2-0、反撃が始まる。

30-30、スマッシュを決めようとする大坂だが、それをソリベス トルモは食いつき、ロブを上げて返す。
ひつこく拾い返すこと3回、大坂は角度をつけてスマッシュするが、それをワイドに失敗してしまう。大坂30-40。
ブレーク・ポイントを握られ、13回のラリー戦後、フォアをネットし、大坂サーブを落とす。

大坂、40-15からデュースに持ち込まれ、ブレーク・ポイントも握られたがキープ。大坂3-2。

スペイン、キープで3-3。

大坂、0-40、ラリー戦バックをワイド、3-4とサーブを落とす。

ソリベスト、30-0のポイント、大坂はドロップ・ショットを放つ、ソリベス トルモはそれをギリギリで拾い、最後はボレーを決め40-0。------↓その時のプレー動画↓-----

大坂はフォアをネットし、ラブでスペインがキープ5-3となると、大坂は不甲斐なさに、思わず泣き出してしまった。

そんな純粋な大坂の姿を見て、スペインの観客は応援の拍手を大坂に送る。

大坂、30-30、9回目のショット、ドロップ・ショットはネット、30-40とマッチポイントを握られる。

大坂、ネットへダブルフォルト、日本は初戦を落としてしまった。

この試合、凡ミスの総数は大坂50に対してソリベス トルモはたった6だった。

土居美咲 接戦挑むが
●土居美咲 3-6 4-6 ◎スアレス ナバロ

土居美咲、粘っこく闘ったが


第1セット、土居が先にブレークしたのだが。

第2セットも土居が第1ゲームをブレークして始まる。
しかしサーブをキープできず、またブレークされリードされる。

しかしブレークし4-4と粘ったのだが。


日本対スペイン戦

2020 フェド杯ファイナル予選
会場:スペイン、Centro de Tenis La Manga Club
期間:2月7日~8日

2月7日
●大坂なおみ 06 36 ◎ソリベス トルモ
●土居美咲 36 46 ◎スアレス ナバロ

2月8日
大坂なおみ vs スアレス ナバロ
土居美咲 vs ソリベス トルモ
青山修子/柴原瑛菜 vs ボルソバサドイノフ/ガルシアペレス

フェドカップは男子デ杯の女子版国対抗戦

大坂なおみ、土居美咲、奈良くるみ、土橋監督、柴原瑛菜、青山修子

記事:塚越亘/塚越景子 写真 H.Sato/TennisJapan