女子テニス国別対抗戦、フェドカップ ファイナル予選、日本対スペイン戦 が2月7日~8日、スペインで行われ、日本は1勝3敗で敗れてしまった。

日本は前日に敗れたエースの大坂なおみ(日清食品)に代え、奈良くるみ(安藤証券)を起用したが、スアレスナバロに1-6、3-6でストレート負けを喫し、残り試合を待たず、通算0勝3敗となり敗退が決まってしまった。

勝負が決まったことで、第4試合のシングルスはキャンセルとなったが、最終戦のダブルスが行われ、青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)組がアルアバレナ(複48位)/ボルソバサドイノフ組を下し、次につながる貴重な1勝をあげた。

勝ったスペインは4月14日から19日、ブダペストで開催されるフェド杯決勝大会に進出。
負けてしまった日本は、4月17、18日に行われるプレーオフ(入れ替え戦)でウクライナと対戦することとなった。開催地は日本。(開催場所は現時点では未定)

ウクライナは世界4位のエリナ・スビトリナや26位のダヤナ・ヤストレムスカがいる強豪国だ。

日本ダブルス勝利
◎青山修子/柴原瑛菜 6-2 6-3 ●アルアバレナ/ボルソバサドイノフ

「初めて日本を代表してのフェド杯でしたが、楽しくプレーできました。
シングルスで負けてしまい(勝負は決まってしまいましたが)、チーム皆のサポートで勝利できました」。と初出場の柴原瑛菜。
フェド杯やデ杯などの団体戦はダブルスに勝負がかかることが多い。
二人は将来のためにも日本に貴重な1勝をあげた。

青山修子/柴原瑛菜組、翌週はロシアのWTA大会出場
決勝に進出している

大会名:$782,900St. Petersburg Lades Trophy
期間:2/10-16, 2020
場所:St. Petersburg, Russia

ダブルスドロー
オーダー・オブ・プレー


日本対スペイン戦

2020 フェド杯ファイナル予選
会場:スペイン、Centro de Tenis La Manga Club
期間:2月7日~8日

2月7日
●大坂なおみ 06 36 ◎ソリベス トルモ
●土居美咲 36 46 ◎スアレス ナバロ

2月8日
●奈良くるみ 16 36 ◎スアレス ナバロ
◎青山修子/柴原瑛菜 62 63 ●アルアバレナ/ボルソバサドイノフ

柴原瑛菜/青山修子組貴重なダブルス勝利


フェドカップは男子デ杯の女子版国対抗戦

大坂、フェド杯日本代表でプレーしたことで、東京オリンピックの代表出場条件をクリアした。

記事:塚越亘/塚越景子 写真 H.Sato/TennisJapan