2月7日から9日まで実業団の日本一を決める、「第34回テニス日本リーグ」の決勝トーナメントが横浜国際プール(室内カーペット)で行われ、男子は橋本総業が念願の日本一に輝いた。

決勝戦は日本リーグ3連覇を狙う三菱電機と昇格3年目の橋本総業との戦いになり、シングルス1勝1敗で勝敗はダブルスに縺れる。そのダブルスもサービス・キープが続き、最後の最後に初のサービス・ブレークに成功した橋本総業が見事初優勝を果たした。
3位決定戦は、エキスパートパワーシズオカがイカイを破った。

テニス日本リーグはシングルス2試合、ダブルス1試合の合計3試合(同一選手の単複重複不可)で争うチーム対抗戦。
予選リーグを勝ち抜いた男子は8チーム、女子は6チームでの決勝トーナメントで優勝を争った。

男子初優勝橋本総業
勝負は最後のダブルスに縺れた

先勝した三菱電機高橋悠介

<<第1試合>>
●斉藤貴史 1-6 6-7(1) ◎高橋悠介

第1セットを取った高橋が第2セットもリードする。

負けられない斉藤もブレーク・バックし追いつく。
第11ゲームを簡単にキープし、高橋は6-5とリードする。

プレッシャーのかかる斉藤のサーブ、マッチポイントを握られたが6-6とタイブレークに持ち込む。

高橋がタイブレークでは先行、三菱電機が先勝し優勝に王手をかけた。

No.1のリー 挽回勝ちで希望を繋ぐ

<<第2試合>>
◎リー・ジェ 6-7(5) 6-2 7-5 ●清水悠太

凄い試合だった。

第1セットはタイブレークに縺れる。
先にリーが5-2とリードする。

展開の早いラリー戦は十数回続く。
リーの攻撃をかわし、清水がカウンターを決め、ここから挽回し第1セットを取った。凄い拍手と声援が三菱電機から。

気落ちしてしまいそうな展開だったが、リーが第2セットを取り返す。

試合はファイナル・セットに縺れ、5-5。

隣のコートは女子決勝が行われているが、進行が早く、島津製作所が明治安田生命を2-1で下した。
息詰まる大接戦の最中、すぐ隣で表彰式が始まってしまう。

リーはそんな中、集中力も切らさず6-5とキープする。

清水は痛いダブルフォルトで30-30、続くポイントをネットし、マッチポイントを握られた。
清水、しぶとくデュースに持ち込むものの、最後はストロークをロングにしてしまった。

盛り上がる橋本総業応援団。
どちらが勝ってもおかしくない試合をリーが制した。

竹内/中川組、マッチポイントは中川のフォア回り込みリターン・エースだった

<<第3試合>>
◎竹内研人/中川直樹 7-6(3) 6-4 ●福田健司/矢多弘樹

優勝の行方はダブルスにかかる。
橋本総業は今シーズンからチームに新加入した竹内研人/中川直樹組。
三菱電機は昨年の最高殊勲選手賞を受賞している福田/矢多組。

これも凄い試合だった。
お互いにピンチとチャンスがありながらもサービス・キープが続く。

先にミニブレークを許したのは橋本総業。
しかしミニブレーク・バックし3-3。

三菱電機のボレーミスが二つ続き、橋本総業が7-3でタイブレークを制した。

第2セットもサービス・キープが続く。

竹内は切れるサービスを放ち、甘くなったリターンを中川がオープンに決めて5-4とする。

三菱電機のサーブで30-40とマッチポイントを握られる。
このチャンスに中川は相手のサーブをフォアに回り込み前衛の横を抜けるリターン・エースを決め決着をつけた。

「勝負はダブルスにかかると覚悟していた」と言う中川が勇気あるショットを決めた。

橋本社長を胴上げ

「昨年、一昨年の悔しい思いを糧にしながら、ワンチームとして戦えた結果、優勝できました。
会社の皆さんや応援してくれた皆さんのお陰です。有難うございました。」とメンバーと共に喜びを分かちあうと共に、
「日本リーグにはどのチームが優勝してもおかしくないほど、素晴らしい選手たちがたくさんいます。
これからも皆で切磋琢磨して日本リーグをそして日本のテニスを盛り上げていけたらと思っています。
これからも応援よろしくお願いします」と優勝した杉山記一橋本総業監督。
優勝 橋本総業

準優勝 三菱電機

日本リーグ 決勝トーナメント
会場:横浜国際プール
期間:2020年2月7日(金)~9日(日)

<<男子決勝>>
◎橋本総業 2-1 ●三菱電機

<<準決勝>>
◎橋本総業 2-1 ●イカイ
◎三菱電機 2-1 ●エキスパートシズオカ

<<準々決勝>>
◎橋本総業 3-0 ●レック興発
◎イカイ 3-0 ●伊予銀行
◎エキスパートシズオカ 3-0 ●ノアインドア
◎三菱電機 2-1 ●マイシン
決勝ドロー&試合結果

3位 エキスパートパワーシズオカ
4位 イカイ

1st、2ndステージ結果

男子は18チーム、女子は12チームを二つのグループに分けて、1stステージ(2019年12月5~8日)と2ndステージ(2020年1月15~19日)で総当たり戦が行われ、その結果、男子8チーム、女子6チームが7日から9日の決勝トーナメントで優勝を争った。

総当たり戦では男子レッドブロックでは橋本総業、ブルーブロックでは、ノアインドアステージが共に8勝0敗でトップ通過。
女子はレッドブロックの橋本総業とブルーブロックの島津製作所が共に5勝0勝で首位通過した。1stステージ2ndステージ結果

男子レッドブロック
1位 橋本総業(8勝0敗)
2位 三菱電機(7勝1敗)
3位 伊予銀行(6勝2敗)
4位 エキスパートシズオカ(5勝3敗)
=====↑以上決勝トーナメント進出====
5位 リコー(4勝4敗)
6位 ワールド航空(3勝5敗)
7位 日本紙通商(2勝6敗)
——↓降格—–
8位 MS&AD三井住友海上(1勝7敗)
9位 オーエスジー(8敗)
1stステージ結果詳細
2ndステージ結果詳細

男子ブルーブロック
1位 ノアインドア(8勝0敗)
2位 イカイ(7勝1敗)
3位 マイシン(6勝2敗)
4位 レック興発(4勝4敗)
=====↑以上決勝トーナメント進出====
5位 明治安田生命(4勝4敗)
6位 山喜(3勝5敗)
7位 九州電力(2勝6敗)
——-↓降格↓——-
8位 伊勢久(2勝6敗)
9位 協和キリン(8敗)
1stステージ結果詳細
2ndステージ結果詳細

テニス日本リーグは、実業団によるテニス団体戦。( 日本リーグまでの道
全国各地域での予選を勝ち抜いた実業団が、2019/10/4(金)~6(日)、広島広域公園テニスコートでの全国実業団対抗テニストーナメントで戦った。
その成績で、男子は上位4チーム女子は上位2チームがテニス日本リーグの出場資格を得ている。

記事:塚越亘/塚越景子 写真 伊藤功巳/tennisjapan