3月7日 神戸のビーンズドームで行われデ杯、「日本対エクアドル戦」

最終日のダブルスで、マクラクラン勉(イカイ)/内山靖崇(北日本物産)組がエクアドルのエスコバル/イダルゴ組に6-7(2)、3-6のストレートで敗れ、日本は0勝3敗となり、11月のデ杯ファイナルズ進出を逃した。
日本はワールドグループⅠに降格、9月に2021年デ杯予選入りをかけて戦うことになった。

デ杯は何が起こるかわからない!
先にセットポイントを掴んだのは日本だったが

デ杯は何が起きるかわからない。
ランキング的には格上の日本なので、1勝すれば流れが変わる。
多くの人々はそう思ってダブルスに期待した。

「日本大逆転」流れを変えるようなプレーを期待していたが、0勝2敗、崖っぷちに立たされていた日本ペアにはプレッシャーの方が大きく、動きが硬かった。

デ杯ファイナルズ進出を決めたエクアドル


●内山靖崇/ マクラクラン勉 6-7(2) 3-6 ◎ヒダルゴ/エスコバル

第10ゲーム、エスコバルはフットフォルト取られダブルフォルトをコールされる。
30-30となり、難しい場面だったがキープ、5-5とする。

内山はラブで6-5とキープした。

イダルゴのサーブ、内山はパスを決めるなど、15-40と日本はセットポイントを掴む。
デュース後にも素晴らしいリターンを決め、合計3度セットポイントを日本は掴んだのだが。

タイブレークに。

内山のロングのダブルフォルトで先にミニブレークされ2-3。

パスを決められ2-6とセットポイントを握られる。
甘くなったリターンをボレーで決められ、タイブレークを3-7で落とす。

第2セット

第2ゲーム、日本はリターン・エースを決められ15-40とピンチを迎えるが、デュースに。
2度目のデュース、3度目のブレーク・ポイント、日本は前に出ながらのボレーをネットし0-2とサーブを落とす。

第5ゲーム、エクアドルもサーブで15-40とブレーク・バックのチャンス。
デュースの数は5回、日本は3度のブレーク・チャンスがあったが、エクアドルはそれらをしのぎ4-1とキープする。

ここまで日本には8度のブレーク・チャンスがあったが一つもものにできていない。

エクアドル、5-3、サービング・フォ・ザ・マッチも40-0とマッチポイントを握られる。

サーブが入ると、なんとそこまで出るか?と言うほど真中に前衛は移動、
それを見た内山はストレートへリターンをするが、押されワイドになってしまった。

大胆なプレーをしたエクアドルが日本をストレートで破った!!!!!!!!!!!!!!!

2020デビスカップ by Rakuten ファイナル予選
「日本対エクアドル」

会場:ビーンズドーム(無観客試合)

3月6日
添田豪 57 67(3) ◎E・ゴメス
内山靖崇 67(4) 62 67(8) ◎R・キロス

3月7日
●内山靖崇/ マクラクラン勉 6-7(2) 3-6 ◎ヒダルゴ/エスコバル

岩淵監督、内山靖崇、マクラクラン勉、エスコバル/イダルゴ、ビベル監督

全日本 ATPランキング
全エクアドル ATPランキング

デ杯・JTAホームページ
ITFデ杯ホームページ

2020デビスカップ by Rakuten ファイナル予選には24ヶ国が参戦。

日本に勝ったエクアドルなど、予選に勝利した12ヶ国と前年のデビスカップ・ファイナルでベスト4に進出したカナダ、イギリス、ロシア、スペイン、そしてワイルドカードのフランスとセルビアの18ヶ国により、デビスカップ・ファイナルズで優勝を争う。

2016年以来のデ杯日本チーム入りの錦織圭


錦織圭のデ杯代表入りは、2016年3月のワールドグループ「英国」戦、9月のワールドグループ・プレーオフ「ウクライナ」戦以来だ。
その英国戦で錦織は初日エバンスに勝利、最終日マレーと5時間の死闘、5-7,6-7(6),6-3,6-4,3-6 で惜敗した。錦織大逆転勝ち?と期待膨らんだデ杯英国戦

記事:塚越亘 塚越景子 写真 H.Sato/TennisJapan