遂に5月開催の 全仏オープン が中止になった。
3月17日、フランス・テニス連盟(FFT)は5月24日(日)から6月7日(日)まで行われる全仏オープンを新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止にし、USオープンの1週間後、9月20日(日)から10月4日(日)に延期すると発表した。
9月20日から10月4日と言うことは、9月21日からのWTA Premier 東レ パン・パシフィック・オープンにもろに被っている。
USオープンチャンピオンでも東レPPOチャンピオンでもある大坂なおみ(日清食品)はどちらを選ぶのだろう。
9月14日から9月20日まで広島で行われる女子ツアーWTA $251,750 花キューピッドオープンの直後。
10月5日から有明で始まる男子ATP$2,108,865 楽天ジャパンオープンの間の週。
パキスタンで行われるデ杯グループⅠ日本対パキスタン戦の直後でもある。
その期間には、ATPツアーだとヨーロッパや中国などで6大会がある。2017年から始まった レーバー・カップ。ヨーロッパvs他の大陸(ゴルフのプレジデントカップのような団体戦)もある。過去にはナダル、ジョコビッチが参戦していた。今年はフェデラーが参戦予定でボストンで開催。(チケットは売り切れとのこと)
全仏オープン予選もあるのだろうか?早々と決めたことは評価できるが、他の大会や選手たちとの調整はどするのだろうか?
ウィンブルドンも一般公開されていたウィンブルドンミュージアムの閉鎖を17日に決めた。ウィンブルドンのコロナ(COVID-19)に関する通達
ウィンブルドンが中止されたらどの期間に順延されるのだろう。大きな力ある大会と選手育成や夢のために開催している大会などとの軋轢が起きかねない。
記事:塚越亘 塚越景子 写真 TennisJapan