守屋、内山(テニス)
6日、東京都江東区の有明コロシアムで、デビスカップ(国別対抗戦)のアジア/オセアニアゾーングループI、2回戦、日本対韓国戦が行われた。

2日目のダブルスでペアを組む予定だった添田豪(28歳)/内山靖崇(20歳)組を急遽変更し、デビスカップ初選出となった守屋宏紀(22歳)と、今回が2度目のデビスカップ代表戦となる内山がペアを組み出場。

守屋/内山組は、ナム・ジソン(19歳)/イム・ヨンギュ(21歳)組と対戦し、5-7、1-6、4-6のストレートで敗退した。試合時間は2時間42分だった。

第1セット、守屋/内山組は、4-1とリードしたものの、ナム/イム組に4度のブレークを許し、5-7で落とす。

第2セットも、 守屋/内山組は第1セットを先取したことで勢いに乗る韓国代表の流れを断ち切れず、1-6で取られ後がなくなる。

第3セット、守屋/内山組は、最終ゲームとなった第10ゲームで、マッチポイントを3度凌ぐも、最後はナム/イム組に決められ、4-6で取られ敗退した。

試合は1日目にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合、3日目にシングルス2試合が行われ、3勝したチームが勝利国となる。

昨日、行われたシングルス2試合は伊藤竜馬(24歳)、添田豪(28歳)が共に勝利しており、今日のダブルスの敗退で2勝1敗となり、決着は明日に持ち越しとなった。

以下、試合後の内山、守屋、植田実監督のコメント

内山「添田選手が昨日大逆転でチームに1勝をもたらしてくれたので、その1勝にこたえるという意味でも、勝ちたいという想いで試合に臨んだが、残念な結果となってしまった。勝ちたいという気持ちが強く力んでしまった部分があったかと思う」

守屋「昨日、シングルス2勝という結果だったので、何としてでも今日勝負を決めたいという気持ちでコートに入ったが残念な結果となってしまった。自分たちのやれることはやれたと思うので、今後に繋げていきたいと思う」

植田監督「韓国のペアが良いプレーヤーだということは重々承知していた。内山のサービスをキープできない状況がつづき、力が入りすぎて空回りした部分があったことは否めない。もう少し変化がつけられるように技術的な幅や、精神的に視野を広くすることも必要。それができるようになるには時間が必要かもしれない。それを自分で感じれたなら意味があったと思う。守屋については、変化をつけながら試合を進められたかと思うが、それが結果につながらなかった。これからより一層頭脳的なプレーを磨いていかないといけない。今日はストレート負けということになったが、勝負のかかった中で2人が試合をできたことは、意義があったことだと思う」

アジア/オセアニアゾーングループI、2回戦

日本 対 韓国

■4月5日(金)
・第1試合 シングルス
伊藤竜馬 6-1 6-4 6-4 ●チョン・ソクヨン

・第2試合 シングルス
添田豪 5-7 2-6 6-4 6-4 6-2 ●チョ・ミンヒョク

■4月6日(土)
・第1試合 ダブルス
守屋宏紀内山靖崇 5-7 1-6 4-6 ○ナム・ジソン/イム・ヨンギュ

■4月7日(日)
・第1試合 シングルス
添田豪 vs チョン・ソクヨン

・第2試合 シングルス
伊藤竜馬 vs チョ・ミンヒョク

※写真はデビスカップ2日目のダブルスで敗退した内山(左)/守屋組