5月15日 新型コロナウイルスの影響で世界テニスツアーは7月いっぱいまで中断される事が決まった。
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渡航制限やコロナ感染危険問題などもあり、世界中を回るテニスのツアー再開にはまだまだ時間がかかりそうだが、スポーツ活動への制限を緩和し始めた国では独自の方法でプロによるテニスの試合が行われはじめている。

5月3日にはドイツでエキシビション大会が行われ、ダスティン・ブラウン(ドイツ)ら8選手が出場した。

この試合は室内コートで行われ、1セット4ゲーム先取の3セットマッチ。線審、ボールボーイは無し。試合後の握手も禁止され、無観客で行われた。
優勝賞金は1000ユーロ(約13万円)と少なかったが、元気に生き生きとプレー、アメリカのテニスTVが生中継した。ドイツエキジビション記事

アメリカでは5月8日、9日、フロリダ州ウェストパームビーチのプライベートコートで、アメリカ期待の若手オペルカ(アメリカ)、ホルカシュ(ポーランド)、キツマノビッチ(セルビア)、ポール(アメリカ)の4人による総当たり戦が行われ、オペルカが優勝した。大会の記事

5月22日からは、女子の大会も開催され、アニシモワ(アメリカ)、リスク(アメリカ)、トムヤノビッチ(オーストラリア)、コリンズ(アメリカ)らが出場する。

オーストリアもティエム含め男子16名、女子8名のエキジビションマッチを2週間半にわたって開催する計画を発表。

ドイツでは6月8日から7週間にわたる大会を計画中だ。ドイツテニス協会ニュースオーストリア、ドイツのエキジビション計画

豪州では「国が回復すれば、自国の選手たちのために国内大会をいくつか開催したい」と豪州テニス協会は発表している。

チェコではクビトバとプリスコバなどによるチャリティ団体戦を開催。4つの大会で構成されるこのシリーズの第一戦は、プラハで6月13日から15日に開催予定。

イギリスではアンディ・マレー(イギリス)と兄でありダブルス元世界1位の兄のジェイミが「ウィンブルドン」が開催されるはずの7月にイギリスの選手たちのための大会を開催しようと計画。

スペインでもテニスクラブとプロ選手たちのために国内大会をいくつか開催する意向だ。

ITF コロナ対策 試合ガイドライン
・選手同士は2メートル以上の間隔をとる(試合後の握手無し、身体的接触を避ける)
・コートチェンジの際は選手がそれぞれネットの別々のサイドから移動する。
・ボールは選手ごとに別々のセットを使用し、プレーする前にしっかりマークしておく
・選手同士で道具を共有しない(ラケット、タオル、ドリンクなど)
・試合はシングルスのみ
・無観客(線審、ボールボーイ無しが多い)
などなど感染症対策を取る
ITFのコロナ対策ガイドライン

日本テニス事業協会 コロナ対策 ガイドライン

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