9月22日 ドイツ、ハンブルグでの ヨーロピアン・オープン。
1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)は22位のC.ガリン(チリ)に0-6、3-6のストレートで敗れた。西岡良仁(ミキハウス)もD.コプファー(ドイツ)に6-7(0)、6-4、1-6とファイナル・セットの激戦の末敗退した。
女子はフランス、ストラスブールでWTAツアー ストラスブール国際 が行われており、1回戦で、日比野菜緒(ブラス)が第8シード、2017年USオープンチャンピオンのS・スティーブンス(アメリカ)を6-2、3-6、6-1で破る金星を飾った。日比野は2回戦も勝ち、8強になっている。
ダブルスでは第3シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)が準決勝に進出している。日比野菜緒(ブラス)/二宮真琴(エディオン)は8強だった。
21日(月)より全仏オープン(パリ)の予選が始まり、日本人男子はダニエル太郎(エイブル)、添田豪(GODAI)、伊藤竜馬(北日本物産)、綿貫陽介(日清食品)、守屋宏紀(北日本物産)の5人が出場、ダニエル、添田、守屋が1回戦を勝ち上がった。男子予選ドロー
日本人女子は奈良くるみ(安藤証券)、日比万葉(グラムスリー)、内藤祐希(亀田製菓)、村松千裕(グラムスリー)が出場、奈良、日比、内藤が1回戦を勝っている。女子予選ドロー
錦織圭ハンブルグ 1回戦
●錦織圭 0-6 3-6 ◎C.Garin
錦織にとっては復帰して4試合目。
前週のイタリアンオープンで、昨年のUSオープン以来、383日ぶりとなる公式戦勝利をあげた。
対するC.ガリンは、コロナ中断前の2月に、レッドクレーの大会に2連続優勝を飾っている。
4つのツアータイトルは全てクレーコートだ。
オープニングゲームで錦織はリターン・エースを決め、ブレーク・チャンスを掴む。
しかし、ガリンの強力なサービスの前にこれを逃す。
続く第2ゲームで錦織はサーブをブレークされてしまう。
なんと、第1セットは0-6!!!
第2セット、第5ゲームで、 錦織はブレーク・チャンスで、相手の逆を突くバックのストレートを決め、3-2とする。
しかしすぐにブレーク・バックされてしまう。なかなか自分のペースに乗れない。
錦織、3-4、簡単にはキープできず、デュース6回。
3回目のブレーク・ポイントでフォアをロング、3-5とサーブを落とす。
ガリン サービング・フォ・ザ・マッチだが、バッククロスパスを決め錦織は0-40とブレーク・バックのチャンスを掴む。
しかしデュースに持ち込まれ、フォアのリターンはロングでマッチポイントを掴まれ、
バックをロングにし、3-6で敗れた。
「感覚は悪くはなかった。
相手のテニスが上だった。
(復帰までは)時間がかかるが、耐えるしかない」と錦織圭インスタグラム
西岡良仁 19回のチャンスものにできず
●西岡良仁 6-7(0) 6-4 1-6 ◎D.KOEPFER
前週の、ATP1000 イタリアンオープンでベスト8へ進出したドイツの26歳 D.コプファー。
第1セット、西岡はセットポイントが3本あったが、しのがれ、タイブレークに。
タイブレークでは1ポイントも奪えず、第1セットを落とす。
第2セットは6-4で取り返す。
ファイナル・セットの第1ゲーム、
西岡は4回ブレーク・チャンスがあったが、7度のデュースの末にコプファーがキープする。
第2ゲームはサーブを落とす。
第5ゲームでも2本のブレーク・ポイントを決められず、思わずラケットをメチャクチャに!
もちろん警告!!!!
この試合、西岡には19回のブレーク・チャンスがあったが、ブレークできたのは3回。
1-6で敗れた。
コプファーはランキングも97位から66位と上昇、自信を付けている。崩れそうだったが、決して諦めないプレーをしていた。
日比野菜緒シード破る
青山修子/柴原瑛菜組4強
27日からは 全仏オープン(パリ)本戦が始まる。
記事:塚越亘 塚越景子 写真 ©Hamburg European Open/ Witters