2月12日(金)、「全豪オープン」女子ダブルス2回戦が行われ、第7シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)組がワイルドカードで出場したカブレラ/イングリス(オーストラリア)に、第2セットでマッチポイント握られたが5-7、7-6(5)、6-0で逆転勝ち。見事16強となった。

二人は3回戦で、第12シードのカーター(アメリカ)/ステファニー(ブラジル)と対戦する。

マッチポイント握られ
タイブレークも1-4だった‼

第1セットを落とし、第2セット4-5のサーブで30-40とマッチポイント握られた。タイブレークでも1-4とピンチだったが、2時間27分の激戦を制した。

二人は2021年のツアー開幕戦WTA500アブダビ・オープン、そして続く前哨戦のWTA500ヤラバレー・クラシックに優勝しているが、アブダビでは1回戦で、前哨戦では準決勝で相手チームにマッチポイントを握られながらの逆転勝ちをしている。(青山修子/柴原瑛菜組またも絶体絶命からの優勝
この2回戦もハラハラドキドキの戦いだったがまたも立派に勝ち切った。

第1セットは1-4とリードを許す展開、第9ゲームをブレーク・バックするものの、第12ゲームのサーブをキープできずに、5-7で落とす。

第2セットに入っても流れは豪州ペアチームに。
二人共にシングルスで100番チョットのランキング、技術がしっかりしている。

第3ゲーム、青山のサーブでブレーク・ポイントを6回握られたが、9回のデュースの末にキープ。
なんとこのゲーム12分かけて、根性で2-2とした。

日本4-5、柴原のサーブ、30-40でマッチポイントを握られた。
デュース3回、青山がポーチを決め、マッチポイントを逃れ5-5とキープする。

この勢いで続くゲームをブレークし6-5とリードするものの、続く青山のサーブを15で落としタイブレークに。

タイブレークでも先にミニブレークを許し、1-4、3-5とリードを許すが、柴原はボレーを決め4-5とミニブレークバック。
第2セットだけで1時間7分をかけ、タイブレークを7-5でとった。

ピンチをしのいだ青山/柴原組はファイナル・セットは伸び伸びとプレー、逆転で16強となった。

柴原はマクラクラン勉(イカイ)と組みミックスダブルスに出場、1回戦ではシグムンド/クラウィーツ(ドイツ)と対戦する。(ミックスダブルスドロー

全豪オープン16強入りした青山修子/柴原瑛菜組

記事:塚越亘/塚越景子 写真 by H.Sato/TennisJapan