コロナ禍の日本のテニス界に試合の機会を提供することを目的としたチーム対抗戦のトーナメント『JPTT盛田正明杯』の2日目が4月11日(日)、吉田記念テニス研修センター(TTC)で行なわれた。

準決勝は第3シードの三菱電機が早稲田大学を2-1で、第2シードの橋本総業が第4シードのレック興発を3-0で下し決勝へ進出。昨年度の日本リーグ決勝と同じ対戦カードとなった。

シングルス2の橋本総業・斉藤貴史が0-4からの挽回劇で田中勇之介を7-5で下し、シングルス1では三菱電機の高橋悠介が6-3で橋本総業・伊藤竜馬に勝利を挙げ、1-1でダブルス1に勝敗がかかる。両者プロの中川直樹/田沼諒太組が三菱電機の社員ダブルス福田健司/矢多弘樹組を6-3で倒す貫禄を見せ、橋本総業が初代王者に輝いた。

初代王者となった橋本総業

また、引退試合となったレック興発の鈴木貴男は、準決勝で中川直樹に2-6で敗退するも、随所に持ち味であるサーブ&ボレーを見せ、会場を沸かせた。

引退試合を終え、表彰チームととも笑顔で写真に納まる鈴木貴男(中央)

【JPTT盛田正明杯】

■4月11日(日)
準決勝
三菱電機[3] 2-1 早稲田大学
橋本総業[2] 3-0 レック興発[4]
3、4位決定戦
早稲田大学 3-0 レック興発[4]

決勝
橋本総業[2] 2-1三菱電機[3]
S2 斉藤貴史 7-5 田中勇之介
S1 伊藤竜馬 3-6 高橋悠介
D1 中川直樹/田沼諒太 6-3 福田健司/矢多弘樹