12日、男子テニスの最新の世界ランキングが発表され、先週まで11位と自己最高ランキングを記録していた錦織圭(23歳)は、今週12位と1ランク後退となった。錦織は先週に出場したモントリオール・マスターズでの成績次第ではトップ10入りの可能性もあったものの、3回戦で敗退していた。
錦織は先週のマスターズでは昨年の2回戦敗退を上回る成績を収め、ランキングポイントを失うことはなかったものの、先週13位だったミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が同大会で準優勝と活躍、今週10位に躍進した影響を受けてのランクダウンとなった。
その他の主な日本勢では、腰の怪我のために試合出場を控えていた添田豪(28歳)が3ランクアップして134位。アメリカで行われていたチャレンジャー大会に出場していた伊藤竜馬(25歳)、杉田祐一(24歳)、守屋宏紀(22歳)はそれぞれ、伊藤が165位、杉田が149位、守屋が181位としている。
添田、伊藤、杉田、守屋の4名は、20日から行われる全米オープンの予選に出場する予定。
トップ勢では、1位のノバク・ジョコビッチ、2位のアンディ・マリーに変動はなかったが、モントリオールで今季8勝目を記録したラファエル・ナダルが、およそ1年ぶりとなるトップ3復帰を果たしている。