1日、男子テニスツアーの楽天ジャパンオープンはシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の伊藤竜馬(25歳)は世界ランク24位のフェリシアーノ・ロペス(32歳、スペイン)に6-4、5-7、3-6の逆転で敗退、3年連続となる初戦突破はならなかった。

左利きでサーブ&ボレーを得意とするロペスに対し、いきなり2度のサービスブレークに成功した伊藤は第1セット5-1とリードを奪う。その後、第8ゲームでブレークバックを許した伊藤だったが、第10ゲームをキープ。ミスが先行していたロペスから第1セットを先取する。

第2セットはミスの少ないテニスに切り替えたロペスに対し、伊藤もサービスキープを続ける緊迫した展開に。第8ゲーム開始前に雨が降り出し、有明コロシアムの屋根を閉めるために試合は中断。再開後もお互いに一歩も譲らない展開が続いたが、終盤でのワンチャンスを生かしたロペスがセットオールに追いつく。

第3セットに入ると、リズムを取り戻したロペスが伊藤から2度のブレークを奪い勝利。2時間5分で接戦に終止符を打った。

昨年は自己最高となる世界ランク60位を記録し、ロンドン五輪にも出場した伊藤。今シーズン序盤はチャレンジャー大会ではなく世界ツアーを主戦場としたものの、怪我の影響もあり思うような成績をあげられず、現在は世界ランク160位にとどまっている。

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