5月4日 ATP,WTA男女共催大会 Mutua マドリードオープン

予選決勝ラウンドでリタイアした西岡良仁(ミキハウス)だったが、急遽ラッキールーザーで出場、1回戦で格上36位のF・クライノビッチ(セルビア)を6-2、6-4で破り2回戦にコマを進めた。

2回戦では第15シードのオジェ アリアシム(カナダ)を破ったC・ルード(ノールウェー)、22位と対戦する。

男子1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)が元世界8位のK・ハチャノフ(ロシア)を6-7(6)、6-2、6-2の逆転で破り初戦を突破した。
2回戦では第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

西岡、錦織の2回戦は5日に入った。11時からの第1試合が錦織。西岡は第3試合だ。5月5日オーダー・オブ・プレー。(錦織の試合は日本時間同日の18時、西岡の試合は4,5時間後の真夜中だろう)

放送はNHK、ガオラ、WOWOWオンデマンドで予定されている

西岡良仁
ラッキー生かす

<<マドリードオープン1回戦>>
◎西岡良仁 6-2 6-4 ●F・クライノビッチ

西岡、予選決勝ラウンドに進出したが、
「右太ももの痙攣によりリタイアしました。
テニス自体はかなり良く、セカンド4-2とリードした所で動けなくなりました。
テニスが良いだけ残念です」と西岡良仁Twitter

続けて「ラッキールーザーで入れる事」を祈りますとツイート。
幸運にも望み通り本戦入した。

第1セットの第1、第3ゲームをブレークし、6-2。

第2セット、第1ゲームで2回のブレーク・チャンスがあったがブレークできず。
第7ゲームを先にブレーク4-3。
次のサーブを5-3とキープ。

5-4、サービング・フォ・ザ・マッチではラブでキープ、6-4。ストレート勝利を果たした。

「良仁、本戦初戦勝ちました!
本戦選手の欠場により繰り上がりでの出場となりましたが、チャンスを生かすことができました!
上位選手からの勝利は大きな自信になります!」西岡靖雄Twitter

幸運を掴むのも立派な実力の一つ。コロナ禍でもマドリードまで来たからこそだ。

今回の遠征は兄西岡靖雄がコーチ

記事:塚越亘 塚越景子 写真:西岡靖雄Twitter