6月29日 に「ウィンブルドン」2日目が行われた。

今大会歴代最多8度の優勝を誇るR・フェデラーがセンターコートの第2試合に登場した。
A・マナリノ(フランス)に苦戦するが、マナリノが逆を付かれた際に、脚を滑らせて転倒して故障。6-4、6-7(3)、3-6、6-2の途中棄権となった。危ない流れだったが19回目の初戦突破を果たした。

この日も初日に続き14時半ごろから雨のために3時間30分の中断。内山靖崇(積水化学工業)の試合は30日に順延された。
30日オーダー・オブ・プレー

土居美咲(ミキハウス)は、C・リュー(アメリカ)と前日6-2 3-6 4-5で順延となった試合を再開。相手のサービング・フォー・ザ・マッチをブレークスタートし、互角の攻防を見せたが、7-7の第15ゲーム目でリューにブレークを許し、6-2 3-6 7-9で惜しくも敗退となった。

土居美咲、リューのサービング・フォ・ザ・マッチを逃れ頑張ったが

土居に続いて15番コートに姿を見せた杉田祐一(三菱電機)は、R・ガスケ(フランス)と対戦し、6-7(4)、6-4、2-6、1-6で敗退となった。

第1セットはタイブレークでガスケが取り、第2セットは最初のゲームを杉田がブレークし2-1としたところで降雨中断となる。再開後、6-4でセットオールとしたが、そこからハードヒットでポイントを取りにきたガスケが、そのまま第3、4セットを奪い、勝利を収めた。

鼠蹊部の故障やヘルニア、今春は左内転筋を傷めるなど、故障が相次いでいたガスケは、芝の動きにぎこちなさもあったが、2度準決勝へ進出した経験もあり、勝負どころを押さえていた。

杉田も得意な芝でネットプレーも絡めつつ、良いパフォーマンスを見せており、今後の大会に期待したいところ。

強敵ガスケから第2セットを奪うも敗退した杉田。得意の芝で良いパフォーマンスは出せていた。

日比野菜緒(ブラス)は、B・ペラ(アメリカ)と対戦。第1セット6-1、第2セット5-7のセットオールの時点で日没サスペンデッドとなり、ファイナルセットは翌日となった。

日比野とペラの対戦は、ファイナルセットに入った時点で日没順延となった。

<<男子1回戦>>
錦織圭 vs A・ポピリン(オーストラリア)67位、21歳、身長196cm、ツアー1勝
西岡良仁 vs J・イスナー(アメリカ)33位、36歳、身長208cm、最高ランキング8位、ツアー15勝
杉田祐一 vs R・ガスケ(フランス)
55位、35歳、最高ランキング7位、ツアー15勝
内山靖崇 vs C・Alcaraz(スペイン)
75位、18歳。全豪、全仏は予選から勝ち上がり、2回戦、3回戦に進出した次世代期待の若手。
男子ドローnet版

<<女子1回戦>>
日比野菜緒 vs B・ペラ(アメリカ)
71位、26歳
女子ドロー

Photo: H.Sato