10月30日 「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権96th」本戦が今日から始まる。

日本庭球協会が正式に発足したのが1922年(大正11年)3月だが、その半年後の9月9日から15日まで 第1回「全日本選手権」 は開催された。
優勝は早大OBの福田雅之助。
その頃すでに清水善造、熊谷一弥がウィンブルドンや全米で活躍していたこともあり、テニス人気は凄く、黒山の人だかりだったと言われている。

戦争などで開催不可能などの時もあり、今年は第96回目の全日本テニス選手権。タイトルスポンサーが「三菱」から、「大正製薬リポビタン」となった。

大会会場は、有明コロシアムなどが、東京オリンピック終了後の工事などの為に使えず、神戸のブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)で開催される。
コロナ禍で残念ながら無観客だが、毎日の試合はJTA テニス オンラインで視聴可能だ。

男女シングルスは48ドロー、トップ16シードの選手は2回戦からの出場となる。
男女シングルスの優勝賞金は400万円。
副賞で優勝者と準優勝者にはグランドスラム大会開催都市までの日本航空の往復チケットが贈られる。

シード選手達が順当に勝ち上がった場合の3回戦は以下:

<<男子シングルス 3回戦>>
1]清水悠太(三菱電機)vs 15]竹内研人(橋本総業)
5]越智真(江崎グリコ)vs 11]今村昌倫(JCRファーマ)
4]望月勇希(ESシズオカ)vs 13]白石光(早稲田大)
6]山崎純平(日清紡)vs 12]川橋勇太(マイシン)

7]田島尚輝(やまやC)vs 10]竹島駿朗(Team REC)
3]今井慎太郎(イカイ)vs 14]斉藤貴史(橋本総業)
8]田沼諒太(橋本総業)vs 9]小ノ澤新(イカイ)
2]関口周一(Team REC)vs 16]仁木拓人(三菱電機)
男子シングルスドロー
第1シードの清水悠太は2019年ダブルスでは優勝したが、シングルス決勝で野口莉央(明治安田生命)に敗れている。
第2シードは関口周一。2016、2017、2018年と3年連続の準決勝敗退。30歳で3年ぶりに全日本に挑戦する。
第3シードは今井慎太郎(イカイ)。2019年は野口、昨年は中川直樹(橋本総業)と優勝者に敗れている。男子ダブルスで2回優勝。前哨戦の「みらいカップ」で伊藤竜馬(北日本物産)を破り優勝している。ATPランクでは出場選手最高の369位。10/25付 全日本人ATPランキング
昨年早稲田大学生ながら準優勝となった今村昌倫は第11シード。
2014年優勝の江原弘泰はシードから外れた。

予選ドロー

シード選手達が順当に勝ち上がった場合の3回戦

<<女子シングルス 3回戦>>
1]岡村恭香(橋本総業)vs 16]坂詰姫野(橋本総業)
7]川村茉那(フジキン)vs 9]細木咲良(原商)
3]加治遥(島津製作所)vs 13]瀬間詠里花(橋本総業)
5]荒川晴菜(アオヤマS)vs 11]輿石亜佑美(竜興化学)

6]山口芽生(橋本総業)vs 12]今西美晴(EMシステムズ)
4]小堀桃子(橋本総業)vs 14]小関みちか(橋本総業)
8]桑田寛子(島津製作所)vs 10]松田美咲(フリー)
2]大前綾希子(島津製作所)vs 15]光崎楓奈(h2テニスA)
女子本戦ドロー
第1シードは岡村恭香(26歳)、
第2シードは2016年優勝者の大前綾希子。
2015年優勝者桑田寛子は第8シード。2017年優勝者今西美晴は第12シード。
今大会での現役引退を表明している井上雅(テニスラウンジ)は1回戦で、小林ほの香(フリー)と対戦。勝者は第10シードの光崎楓奈だ。

女子予選ドロー

男女シングルスの優勝賞金は400万円。
副賞で優勝者と準優勝者にはグランドスラム大会開催都市までの日本航空の往復チケットが贈られる。賞金ブレークダウンなど

オーダー・オブ・プレー、ドローなど
試合はJTA テニス オンライン
決勝は NHKBS1で放送予定 11月6日女子決勝 11月7日男子決勝

第6シードの山口芽生(橋本総業)

山口芽生の全日本出場の意気込み:

山口は8月のITFポルトガルに優勝している。

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記事:塚越亘/塚越景子 写真:杉山記一