2月24日(木)メキシコ、アカプルコで行われているATPツアー500「アビエルト メキシコ・オープン

準々決勝が行われ、西岡良仁(ミキハウス)は世界一になることが決まった ダニール・メドベージェフ(ロシア)に互角の勝負を繰りひろげたが2-6、3-6で敗れた。

男子テニスで史上最多の合計361週、世界ランキング1位を保持していたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同じ週に行われている「ドバイ・テニス選手権」の準々決勝で予選から勝ち上がってきた世界123位のベセリー(チェコ)に4-6、6-7(4)のストレートで敗退した。

その敗退で2月28日(月)発表予定の最新世界ランキングで1位から陥落することが25日に確定。新世界一はメキシコ・オープンで8強になっている2位のメドベージェフが繰り上がる。
メドベージェフは自身初の世界一でロシア選手としては3人目、歴代27人目の世界1位となる。

「新しく世界一に決まったメドベージェフと試合出来たのは大変光栄でした。
対策がハマって、第2セットではリードしていた分悔しいですが、さすがの強さでした。
また一つ良い経験値が増えた気がします。」と西岡良仁

「西岡はタフな相手。
予測、走力が素晴らしく、思いがけないショットを打てきた」とメドベージェフ。
4強になったメドベージェフは準決勝でナダルと対戦する。

西岡vsメドベージェフ ハイライト動画(0:00から2:20まで)

これでまた西岡ファンが増えるであろうプロらしい、見せるそして魅せる試合だった。

第1セット

西岡、第2ゲームでサーブを落とすがフォアのランニング・パスを決めるなど、直ぐにブレーク・バック。

西岡2-3のサーブ、メドベージェフのショットはワイドに思えたが、ハイスピードカメラのスローモーションではバッチリとラインにかかっている。
0-30となり、サーブを落とした。

バンバンと攻めるメドベージェフが6-2で取る。

第2セット

ドロップボレーを角度返し、次のポイントは角度を付けたカウンターで0-40とブレーク・ポイントを西岡は握る。
33回のラリー戦に打ち勝ち、西岡のブレークでスタート。

メドベージェフも直ぐにブレーク・バック。

メドベージェフのダブルフォルトに乗じ、ランニングパスを決めるなど2-1とブレーク。

西岡キープし、3-1とリードする。

西岡30-40からストロ-クを惜しくもワイド、3-3と追いつかれる。

ドロップ・ショットをドロップ・ショットで返すなどの最高の攻防が見られる。

3-4、西岡のサーブ、30-30西岡の踏ん張りどころだが、惜しいショットが二つ続き、3-5とサーブを落とす。

メドベージェフ、40-30のマッチポイント、
リバース気味のサービス・エースで締めくくった。

西岡良仁 遠征まだ続く

今大会での西岡は厳しい予選を見事に突破!
本戦1回戦ではワイルドカードのフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を2-6 6-0 6-4で破る。
「粘り強くプレーし、逆転で勝利!」西岡靖雄コーチ


2回戦では世界16位で第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を3-6 6-4 6-2で破って8強入りを決める。(西岡の試合は WOWOWオンデマンド 見逃し動画で視聴可能。)

西岡、今年は全豪オープン前哨戦、全豪オープン、そこからアメリカでのチャレンジャー、ATPツアーと連戦、来週はデ杯ウイークなのでアメリカで一休みし、3/07の週から ATP1000インディアンウエールズ、3/21の週は ATP1000マイアミ・オープンと4月初旬までツアー連戦が続く。
西岡良仁全成績
西岡良仁ATPデーター
西岡良仁 Twitter
西岡靖雄コーチ Twitter

アビエルト メキシコ・オープン
ATP500 アカプルコ
2/21 - 2/26 2022
現地時刻(時差 -15時間)

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オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<準決勝>>
1]メドベージェフ vs 4]ナダル
3]チチパス vs 6]ノリー

<<準々決勝>>
◎1]メドベージェフ 62 63 ●西岡良仁
◎4]ナダル 60 76(5) ●ポール(米)
◎3]チチパス 63 64 ●ギロン(米)
◎6]ノリー(英) 61 60 ●ゴヨブジク(独)
本戦ドローnet版
本戦ドローPDF
西岡良仁予選突破!
予選ドロー

新No.1に 西岡良仁らしいプレーで挑んだ

全日本人 ATPランキング(2022/2/21 付け)
毎日更新: 最新男子ATPランキング(非公認だが正確)西岡良仁トップ100、96位に復帰(ダニエル太郎は101位)

記事:塚越亘/塚越景子 photo Abierto Mexicano Telcel presentado por HSBC