ダニエル太郎(エイブル)のクレーコートシーズンがATP1000「モンテカルロ・オープン」から始まった。
予選ウェイティングリストの一番だったダニエル、欠場者が出て予選に入ることができると、1回戦では75位の予選第8シード、J・ミルマン(オーストラリア)を6-2、6-3で破り、予選決勝へ進出。
予選決勝ラウンドでは93位のH・デリエン(ボリビア)となんと3時間半の激闘。
第2セットでは相手のマッチポイントを逃れてタイブレークを11-9で取り返したが、残念ながら4-6、7-6(9)、3-6のフルセットで敗れ、2019年以来3年ぶり3度目の本戦出場はならなかった。(ダニエルvsデリエン 試合データー)
しかしさらなる高みを目指して、守備的なベースラインテニスからネットプレーも入れた攻撃テニスに、失敗を怖れずに果敢に挑戦しているダニエル太郎。素晴らしいことに、その成果が結果として段々と出ている。
ダニエル、次は4月18日からの ATP250「セルビアオープン」の予定だ。
モンテカルロ到着!今予選から1番アウトのアルタネート。入れたら試合は明日からです。入れるように自分で願っておきます! pic.twitter.com/SBXVrFIdbR
— ダニエル太郎/Taro Daniel (@tarodaniel93) April 8, 2022
今年のダニエル、初戦のアデレード国際では予選を勝ち上がり、1回戦を勝ち16強。
続く全豪オープンでも厳しい予選を勝ち上がり、2回戦で元世界一、オリンピック金メダルを2度とっているアンディ・マレー(イギリス)を6-4、6-4、6-4のストレートで破るなど32強。
2月のATP500ドバイでも予選を勝ち上がり、1回戦では元世界7位、ツアー5勝の ダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3、7-6(5)で破り16強。
デ杯スウェーデン戦では日本のNo.1としてプレー。
3月はアメリカに渡り、ATP1000インディアンウエールズでも予選を勝ち上がる。1回戦はマレーと今年3度目の対戦、敗れてしまったが、続くATP1000マイアミでも予選を勝ち抜いて自身初の本戦2回戦進出を果たすなど、テニスの攻撃力が上がり、調子が良い。
アメリカでのハードコートシーズンが終わり、舞台は5月中旬から始まる「全仏オープン」にむけヨーロッパでのクレーコートシーズンに入る。
ダニエルはジャッキーコーチとアドバイザー/コンサルタントのスベン氏とラファエル・ナダルアカデミーでしっかりと練習。
モンテカルロ・オープンに向かった。
モンテカルロ・オープン予選では「1番アウトのアルタネート」。すなわちウェイティングリストの一番だった。
ジャッキー・リールドンがこれから僕のメインコーチになる事になりました。
1年半くらいサポートしてもらっていますがこれからは主に彼女にサポートしてもらいます。
引き続きトレーナーの松田浩和さん、JTAコーチの高田充さん、アドバイザー/コンサルタントのスベン・グルネフェルドさんにサポートし続けてもらいます。
このようなトップクラスのチームをつくり上げられたのを誇りに思うし彼らに支えてもらえるのも本当に感謝の気持ちで一杯です。
それから、僕のキャリアを支えくれてるスポンサーの エイブルさん、ミズノさん、バボラさん もいつも本当にありがとうございます。
Last but not least の支えは家族!チームの1部であり親友でもあります😊
これからも応援よろしくお願いします!」ダニエル太郎 新コーチ紹介 インスタグラム
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ダニエル太郎 ATPデーター 最高ランキング64位(2018年8月)
ダニエル太郎 全成績
記事:塚越亘/塚越景子 photo ダニエル太郎