8月5日、アメリカ、ワシントンDCで行われているATP500 「シティ・オープン」。
準々決勝が行われ西岡良仁 (ミキハウス)が第16シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を3時間35分の激闘の末、7-6(5)、4-6、7-5で破り、ベスト4進出を決めた。
ツアー大会で西岡が準々決勝を突破したのは準優勝した2020年2月のATP250デルレイビーチ以来4度目、ATP500では初の快挙だ。
準決勝で西岡は、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア、8位)と対戦する。
その試合は8月6日(土)夜9時以降。8月6日 オーダー・オブ・プレー(日本時間7日朝10時ごろ)
準決勝は: WOWOWとWOWOWオンデマンドで視聴可能。
西岡良仁 3時間半の雨の中断
5-6のサーブから再開するが0-40とセットポイントを握られた
<<準々決勝>>
◎西岡良仁 7-6(5) 4-6 7-5 ●D・エバンス
第1セット、西岡は先にサーブを落とし0-3。
第5ゲームをブレーク・バック、混戦が続くがエバンスが6-5としたところで雨が。
なんと中止になるのではと思われる雷がなる雨。
4時半ごろから8時近くまで3時間以上中断。
西岡は長いラリー戦を二つ落とし、ダブルフォルトで0-40とセットポイントを掴まれる。
大大ピンチ、デュース後にももう一つセットポイントを掴まれるが、2度のデュースの末に6-6とキープした。
タイブレークでも0-3のスタートだったが、7-5で西岡が取った。
第2セットは二つサーブを落とし1-4。
西岡は一つブレーク・バックするが、エバンスが6-4で取り返す。
ファイナル・セット
凄いラリー戦が続き、
This guy is on fire tonight 😲@yoshihitotennis #CitiOpen pic.twitter.com/Ct0mlilSMT
— Tennis TV (@TennisTV) August 6, 2022
西岡先にブレーク2-0とするが、第3ゲームを落とす。
第7ゲームで15-40、ラリー戦をロングにして3-4とサーブを落とす。
ラリー戦では惜しいミスも続き、何度と自分に怒っている西岡。
怒りをエネルギーにブレーク・バック4-4とする。
5-6、エバンスのサーブ。30-30からサーブ&ボレーでネットにでてきたエバンス、西岡はリターンのパスを決めマッチポイントを握る。
エバンスのボールがワイドになり西岡が大混戦を制した。
「倒れそうです!!!」雨の中断もあり半日かけて勝利した西岡の言葉だ。
初500のレベルでベスト4に入りました。3時間半の試合は雨中断もありましたがマジできつかったけど、バトルでした…ランキングも60位台まで戻ります。落ちてたランキングをなんとか戻してこれてる。 https://t.co/PX6AWY0KeV
— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) August 6, 2022
大の字にコートに倒れる西岡良仁
混戦の詳しい試合の様子はWOWOW見逃しライブ:西岡vsエバンスを視聴してください。
西岡vsエバンス 準々決勝ハイライト動画(西岡の試合は5:15ごろから)
勝利後の オンコートWOWOWインタビュー
開催日:8/01 - 8/07 2022
会場: Rock Creek Park Tennis Center
現地時刻(時差 -13時間)
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第1シードはA・ルブレフ、第2シードはH・フルカチュ(ポーランド)、第3シードはT・フリッツ(アメリカ)、第4シードはR・オペルカ(アメリカ)、第5シードはG・ディミトロフ(ブルガリア)、第6シードはD・シャポバロフ(カナダ)、第7シードはK・ハチャノフ
オーダー・オブ・プレー
ライブ スコア
ランキング的には予選からプレーしなくてはいけないかもしれない状況で日本からワシントンDCに着いた西岡。
幸運にも本戦にストレートインできると、1回戦では前週のATP250アトランタ大会で準優勝のJ・ブルックスビー(37位)を破り、続く2回戦では、そのATP250アトランタ大会で優勝した第11シードのA・デミノー(オーストラリア)をマッチポイントを握られながらも逆転勝ち。3回戦ではジュニア時代から1度も勝ったことのない第7シードのカレン・カチャノフ(24位、ロシア)を7-6(2)、7-6(1)で破りベスト8進出。
(西岡vsカチャノフ ハイライト動画 4:00から)
2022/08/01付 全日本人 男子ATPランキングでは96位の西岡良仁、初のATP500での4強により
最新予想ATPランキング(毎日更新)では60位にカンバック。
記事:塚越亘/塚越景子 Photo:ATP500 Citi Open