8月18日、日本テニス協会が記者会見を行い、デビスカップの新監督に添田豪氏、ビリージーンキングカップの新監督に杉山愛氏が就任することを発表した。

任期は2023年より2026年までとなり、今年12月に行われる代表合宿から本格的に活動を始める。

また、現役生活との兼ね合いを聞かれた添田豪氏は「全日本選手権を公式戦最後の試合とします」と、今年いっぱいで引退することを発表した。

代表監督就任あたり、添田氏は「自分がデ杯でいいプレーができたときは、緊張から逃げず、ポジティブな気持ちで試合に臨めたとき。そこから逃げてしまったときは勝てなかった。そういったことを今後監督になった際には生かしていきたい」と語る。

杉山愛氏は「1996年のドイツ戦では、勝負のかかったダブルスで勝利できた経験があり、そのときは伊達さん、沢松さんら、先輩に引っ張っていただきました。反対に、自分がエースになった際の重圧もわかります。プレッシャーを取り除いてあげられる環境を作り、このチームだから戦いたいという雰囲気を出していければ」と豊富を述べた。

代表選手として長年活躍しつつ、日本テニスの過渡期を経験してきた2人だけに、監督の手腕にも期待がかかるところだ。

記者会見を行った、添田豪デ杯監督(左)と、杉山愛BJK杯監督(右)

取材/保坂明美 写真/JTAのZoom会見より