9月16日 男子国別対抗戦、「デ杯ワールドグループⅠ部」、「 日本 vs ウズベキスタン」戦がウズベキスタン・タシケントで行われた。
日本チームのNo.1は綿貫陽介(フリー、229位)だが前週のタイチャレンジャーで左足を負傷し、初日の試合には25歳の島袋将(有沢製作所、353位)と19歳の望月慎太郎(IMGアカデミー、387位)の2人をシングルスに初投入した。
第1試合
◎島袋将 3-6 7-6(5) 7-6(9) ●デニス・イストミン
デニス・イストミンの今のランキングは420位だが、自己最高33位。
2017年の全豪オープンでは前年のチャンピオン、ジョコビッチを4時間48分の激戦の末に破るなどし16強になっている。
経験豊富な格上プレーヤーだ。
「最後までどちらが勝つかわからないタフな試合に勝利できたのはすごくうれしい。
最後は自分自身をどれだけ信じ切れるか」と貴重な初戦に勝利した。
ファイナル・セットのタイブレークに縺れた試合、3-5から6-5と最初に島袋がマッチポイントを握るが、6-7でイストミンにマッチポイントを握られる。
再び8-7で島袋がマッチポイント、しかし8-9でイストミンにマッチポイント。
そこから島袋は3ポイント連取し、3時間15分の激戦に勝利した。
第2試合
●望月慎太郎 6-7(3) 6-7(2) ◎セルゲイ・フォミン
2019年には全仏オープンのジュニアで対戦、その時は望月が6-4 2-6 7-5で勝っている。
望月は19歳、387位。フォミンは21歳、363位。
ランキングも近い若い二人の対決は第1セット、第2セットともにタイブレークに縺れる大接戦だったが。
「ファイトして惜しいところまでいけたのに、勝てなかったのは悔しい」と望月、最終戦に賭ける。
2022 デビスカップ by Rakuten
ワールドグループⅠ部
「デビスカップ 日本 vs ウズベキスタン」
9月16日
第1試合 ◎島袋将 3-6 7-6(5) 7-6(9) ●デニス・イストミン
第2試合 ●望月慎太郎 6-7(3) 6-7(2) ◎セルゲイ・フォミン
9月17日
第3試合 上杉海斗/綿貫陽介 vs ファイジエフ/イストミン
第4試合 島袋将 vs セルゲイ・フォミン
最終戦 望月慎太郎 vs デニス・イストミン
※メンバーは変更可
ワールドグループⅠ部 は24ヶ国がホーム&アウェー方式で争う。
ベスト・オブ・3セットマッチで、シングルス4試合とダブルス1試合、先に3勝したチームが勝利。
各対戦に勝利した12ヶ国が、翌年のファイナルズ予選への出場権を獲得する。
記事:塚越亘/塚越景子 photo 公益財団法人日本テニス協会