9月19日〜25日まで有明コロシアム及びショーコートで開催されている東レ パン パシフィック オープンテニストーナメントの準決勝が24日(土)に開催され、リュドミラ・サムソノワとジャン・チンウェンが決勝に進出した。
中国のジャン・シューアイと戦ったサムソノワは、第1セットの緊迫したタイブレークを制すると、集中力を上げ、攻撃的なプレーをミスなく展開し、 7-6(4)、6-2で試合を制した。
「(決勝進出は)本当にびっくりしています。毎試合ベストを尽くそうと思い、毎試合戦いました。最近メンタル面での成長があり、今日はいいところが出せたと思います」と、喜びを語った。
もう一つの対戦は、ベロニカ・クデルメトワとジャン・チンウェンの戦い。大きな声で自分を鼓舞するクデルメトワが第1セットを先行するが、高い身長から繰り出す速いサービスと、高い打点のウイナーで第2セットはジャンが奪う。
お互い引かない展開となり、ファイナルセットはタイブレークに。苦手と言われる低いボールも我慢強く返し続けたジャンが、クデルメトワを体力切れへと追い込み、5-7 6-3 7-6(3)で決勝進出となった。
「ここで決勝に進めることをうれしく思います。今年はたくさんの試合を経験してきて厳しい負けも味わいました。何より今日は皆さんが応援してくれたことが、勝利につながったと思います」と19歳、中国の新鋭は笑顔を見せた。
決勝は9月25日(日)有明コロシアムにて行われる。
取材/保坂明美 写真/伊藤功巳