4日、女子テニスツアーのシンセン・オープンはシングルス決勝が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードの李娜(リー・ナ)(31歳、中国)が、彭帥(ポン・シュアイ)(27歳、中国)を6-4、7-5のストレートで下し、昨年の今大会以来となるツアータイトルを獲得した。
試合は、長年に渡り中国女子テニス界のパイオニアとして活躍してきたリーが序盤からペースを握り、第1セット3-4の場面から猛チャージをかけ、第1セットを先取すると、第2セットも4-1とリードを奪う。第5シードのポンはここから反撃に転じ4ゲームを連取すると、逆にリーから5-4とリードを奪う。しかし、最後はリーが3ゲームを連取し、1時間49分で試合に幕を下ろした。
キャリア通算8勝目となるタイトルを手にしたリーは「初めてタイトルを防衛できてとても嬉しいです。それに、まだまだやれることを証明できたことにも満足しています。全てが正しい方向に進んでいます」と、喜びのコメント。
2011年の全仏オープンで、アジア人の女子選手として初めてグランドスラムのシングルス優勝を果たしているリーだが、総合成績で言えば全豪オープンの方が相性が良く、2010年にベスト4に進出すると、2011年と2013年に決勝進出を果たしている。また通算でも27勝と、他の3大会よりも多くの勝ち星をあげている。
一方で敗れたポンは、これが通算6度目となるツアー決勝進出だったが、またしても初タイトル獲得にはいたらなかった。