1月31日(金)、有明コロシアムにおいて、デ杯、ワールドグループ1回戦、日本対カナダ戦が行われた。
そのオープニング試合に錦織圭が登場、カナダのPポランスキーと対戦、6-4,6-4,6-4 のストレート勝利、日本のエースとして貴重な1勝をあげた。

デ杯日本対カナダ 第1試合
錦織 圭 6-4 6-4 6-4 ●Pポランスキー

ポランスキーのサーブで始まる。
錦織の動きが良い、ラリー戦を優位に進め、スマッシュを決めた。
15-40のブレーク・チャンスではフォアのパスを決めていきなりブレークだ。

ダブルフォルトあるが、ストロークで圧倒。
ドライブ・ボレーも見せ、デュース後にキープ2-0とする。

カナダのポランスキーは第3ゲームをラブでキープする。
「出だしは良かったが、ポランスキーがポジションを後ろにとり、守備を徹底してきた。」
攻めきれない錦織のミスが続き、0-30となる。
30-40からはなんと、ダブルフォルト! サービスゲームを落とす。(錦織2-2)

錦織サーブの第6ゲーム、
ポランスキーも自分のペースを取り戻し、あたってくる。そしてひつこい。
錦織、バックをロング、なんと4ゲーム連続で取られ、錦織から2-4となってしまった。

ポランスキーの素晴らしいプレーにカナダの「レッツ・ゴー、レッツ・ゴー、レッツ・ゴー」の声援が一段と凄くなる!

第7ゲーム、
「全豪でのナダル戦を思い出すぐらい、ポランスキーはひつこかった。
焦らずにプレーするようにした。」
錦織は18回のラリー戦を制し、ブレーク・バック(錦織3-4)

ダブルフォルトが1つあったりで、デュースになるが、バックへのサービス・エースでキープ。(4-4)

4-4、第9ゲーム、ポランスキーのサーブ、ダブルフォルトがあり、デュースになる。
10数回のラリー、最後はバックのダウン・ザ・ラインに決め、アドバンテージ・レシーバー、
打ち勝ち、ブレークに成功、5-4とした。

5-4、サービング・フォー・ザ・セット、
40-15、セットポイント、ポランスキーのフォアのダウン・ザ・ラインのリターンはワイド、
6-4で錦織が第1セットを取る。

第2セット

第5ゲーム、カナダのサーブ、40-15から錦織はデュースに持ち込む。
6回のデュースの末にブレーク、3-2とする。

第6ゲーム、バックのダウン・ザ・ラインパスを鮮やかに決めるなど、キープ、4-2。

攻めに攻め、強打と見せかけてドロップ・ショットなど決める錦織だが、ポランスキーがキープする。(錦織4-3)

5-4、サービング・フォー・ザ・セット、
15-30から30-30とする。

修造サーブからオープンに決め、40-30とセットポイント、
左右に振り、甘くきたボールをバックのボレーでオープンに落とし、
錦織は第2セットも取る。

第3セット

2-2、30-30、12回目のショットをダウン・ザ・ラインに打ち、ポランスキーのミスを誘い、ブレーク・チャンスを掴む錦織だったがそこではブレークできない。デュースに、
12回目のショット、フォアの鋭角ストロークエースを決め、2度目のブレーク・チャンス、
今度は十数回続いたラリー後、バックをクロスコートに決めて、遂にブレークする。

第7ゲームも15でブレークした錦織は5-2とし、サービング・フォ・ザ・マッチを迎える。

錦織はダブルフォルトで0-30となってしまい、
次のポイントは攻めるがスマッシュをネット、0-40!
そして今度はフォアをワイドにしてしまい、なんとラブでサーブを落としてしまった。(錦織5-3)
国を背負って戦うデ杯だからだろうか?

続くポランスキーのサービスゲームではまたイージーなスマッシュをロングにするなどしてカナダにサーブをキープされる。
と思ったが今度はカナダがイージーなフォアをロングにしてしまいデュースに縺れる。

そしてセカンドをフォルト、ダブルフォルトでマッチポイントが!
しかしその最初のマッチポイントはリターン・エースを狙った錦織のダウン・ザ・ラインのリターンはネット!

3度目のデュースの末にカナダのキープを許す。

5-4、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ、ナイスサーブの連発で30-0。

Tへのサービス・エース級で40-15とマッチポイント
修造サーブ、ポランスキーのリターンはロング、
錦織圭が貴重な1勝を挙げた!

「勝利をあげて嬉しい。
緊張感のある試合に勝てて嬉しい。
ホームでの応援を力強く感じた。」と錦織。

デ杯ワールドグループ
日本対カナダ
カナダのエース、世界11位のラオニッチは来日しているが、故障のためにメンバーから外れた。

第1日目 1月31日(金)
錦織 圭 64 64 64 ●Pポランスキー
添田 豪 vs Fダンセビッチ

第2日目 2月1日(土)13時より
杉田祐一/内山靖崇 vs Dネスター/Vポシュピシル

最終日 2月2日(日)13時より
錦織 圭 vs Fダンセビッチ
添田 豪 vs Pポランスキー

日本が勝ち8強になると4月4,5,6日に昨年の優勝国チェコとオランダの勝者国と準々決勝を戦う事となる。。
日本チーム
全日本人男子ATPランキング
カナダチーム
全カナダ人男子ATPランキング

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杉田祐一 ブログ

(記事 塚越 亘 写真 鯉沼宣之 TennisJapan テニスジャパン