10月4日(火)、 9人の日本人プレーヤーが本戦でプレーしている今年の 「楽天ジャパン・オープン」 今日は内田海智(富士薬品)、と見事予選を突破した島袋将(有沢製作所)、清水悠太(三菱電機)、野口莉央(明治安田生命)、ラッキールーザーで本戦入りした守屋宏紀(安藤証券) 5人のプレーヤーの1回戦が行われ、野口と守屋が見事勝利、2回戦に進出した。
韓国オープン優勝の西岡良仁(ミキハウス)対M・キツマノビッチ(セルビア)の試合は5日(水)11時開始の第2試合に入った。

ツアー本戦初勝利をあげた野口莉央、この勝利で214位。photo鯉沼宣之

<<1回戦>>
◎野口莉央 6-4 3-6 7-6(1) ●R・ラマナサン
(インド、297位、27歳)
ファイナル・セットにもつれる。
先にブレークしたのは野口、5-2とリードする。
5-3、サービング・フォ・ザ・マッチ、
初めてのツアー1勝が目の前に来てプレッシャーがきたか?
最初のポイントは取ったが、4ポイント連続で失い、サーブを落とす。
ラマナサンはサービス・エースなどで0でキープ、5-5とする。
野口のサーブ、デュース後にブレーク・ポイントを握られる。
ピンチだが3度のデュースの末に6-5とキープ。
ラマナサンのサーブでマッチポイントを握ったが、キープされタイブレークに縺れる。
嫌な展開だったが、最初のポイントをとるとなんと6-0、1ポイント許しただけで7-1でツアー初勝利をあげた。
2回戦の対戦相手は第7シードD.シャポバロフ(カナダ)とS.ジョンソン(米国)の勝者。
「どちらと戦うとしても僕から見ればトップ選手。
自分のプレーがどこまで通用するのか、楽しみしかない」と野口。

ラッキールーザーで本戦入り、1回戦も勝利の幸運を掴んんだ守屋宏紀 photo鯉沼宣之

<<1回戦>>
◎守屋宏紀 6-1 6-3 ●清水悠太

予選決勝ラウンドで島袋将に悔しい逆転負けを喫した守屋。
「胸を借りるつもりで思い切って、いつもよりアグレッシブにプレー」し予選第1シードなど外人選手を連破して予選を勝ち上がって本戦入りした清水。
試合が始まると悔しい思いをした守屋の集中力と気合いが凄い。ストレートで清水に勝利した。
守屋にとってはツアー本戦7年ぶり勝利。
「このレベルで普段やれていないもどかしさもあるが
自分はどんな試合でも変わらずにチャレンジしていく」ひたむきな姿が守屋の素晴らしさだ。

<<1回戦>>
内田海智 6-7(4) 7-6(2) 3-6 ◎M・マクドナルド
(アメリカ、78位、27歳)
2時間27分の激戦。
第1セットではマクドナルドの5-6のサーブながら、デュース後に2度セットポイントがあったが取れず、タイブレークで落とす。
第2セットはタイブレークを取り返す。
「相手は丁寧にボールをコントロールしていた。
相手に比べ自分はプレッシャーを感じ、相手よりは少し余裕がなかったと思う」と内田。
ファイナル・セットの第5ゲームを15で落とす。
ウィンブルドンジュニア、USオープンジュニア4強、18歳でプロ転向。
そこからツアーを回るが思ったほどの成績が出せず、
「一時はもうテニスを辞めようかと思った。
それでもたくさんの人が応援して励ましてくれた。
その応援で踏ん張れた」と言う。
昨年12月のリオデジャネイロのチャレンジャー初優勝。今年6月のポルトガルのチャレンジャーも優勝。(内田海智 全成績
先週の韓国オープンでは2回戦でC・ノリー(イギリス)にストレート負けを喫したが1回戦を勝ちツアー初白星を飾っている。
現在155位、着実に力をつけている28歳の内田海智だ。

予選を勝ちあがった島袋将、ツアー初勝利を狙ったが photo鯉沼宣之

<<1回戦>>
●島袋将 6-7(2) 2-6 ◎K・マイクシャク
(ポーランド、121位、26歳)
予選決勝ラウンドでは5-7、6-3、6-3と逆転で守屋宏紀を破り本戦入りした島袋将。
相手のマイクシャクはトップ10のH.フルカチュに次ぐポーランドのNo.2の.選手。
日本は来年2月3,4日、デ杯ワールドグループⅠ部プレーオフで対戦する相手だ。
「自分らしいプレーで、気持ちもポジティブに」戦った島袋。
第1セットはタイブレークまで競り合ったが惜敗した。

大会初日 動画 内山靖崇、望月慎太郎、ダニエル太郎

全日本人 男子ATPランキング(2022/10/03付け)
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2日目 第1シードルード敗れる 2日目ハイライト動画 キリオス、コリッチなど

記事:塚越亘/塚越景子 photo 鯉沼宣之/伊藤功巳/TennisJapan