10月7日(金)、有明コロシアム及びインドアコート(江東区・有明)にてATP500『楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス』のシングルス準々決勝、ダブルス準決勝1試合と、車いすテニスシングルス準決勝2試合、同ダブルス決勝が開催された。

デイマッチでは、第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が、セルビアのミオミル・ケツマノビッチを相手に快勝。続くクォン・スンウ(韓国)とペドロ・マルチネス(スペイン)というノーシード勢の戦いも、クォンが1時間21分で勝負をつけ、ベスト4入りを果たす。

そして、連日、多くの人が押し寄せているナイトマッチ、この日予定されていた第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)と第3シード、テイラー・フリッツ(アメリカ)の戦いは、キリオスが練習中に膝を痛め棄権となる。観客の前に姿を見せたキリオスは「また必ず帰ってきます」と、約束し、コートを後にした。

第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と、第9シード、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)の戦いは、「コートが速くて合っている」と言うシャポバロフが、その言葉どおり良いサービスで優位に進め、ポイントを重ねていく。

デニス・シャポバロフ 写真/伊藤功巳

第1セットはシャポバロフが第6ゲームでブレークを先行するも、第8ゲームでは好調のサービスでダブルフォールトをするなど、力が入った様子を見せ、ブレークバックを許す。しかし、韓国オープンで準優勝するなど、勝ち方のイメージがあるシャポバロフは、前に出てくるチョリッチを鮮やかにパッシングで抜くなど、爽快なまでにラケットを振り抜き、第1セットを6−4で先取する。

昨年肩の手術を受け、今年の3月からツアーに復帰し始めたチョリッチは、8月のATPマスターズ1000・シンシナティで優勝するなど、復調してきているものの、この日はシャポバロフの良さが圧倒的に上回った。

ボルナ・チョリッチ 写真/伊藤功巳

フラットと回転、硬軟織り混ぜ相手に読ませない左利きのサービス、コートの外側に逃げていく回り込みのフォア、そして体を回しながら引っ張るバックのクロス、要所をついたドロップショット…。6−3のストレートでシャポバロフがベスト4に進出した。

明日8日の準決勝では、フリッツと対戦する。屋根の開いた有明ではまだ戦っていない2人、お互いサービスが鍵となるだろう。

楽天オープンでは2018年以来のベスト4進出を果たしたシャポバロフ 写真/伊藤功巳

なお、コロシアムのナイトマッチ2試合目に行われた車いすテニスのダブルス決勝は、第1シードの荒井大輔(BNPパリバ)/三木拓也(トヨタ自動車)が、第2シードの小田凱人(東海理化)/川合雄大(トップアスリートグループ)を6−4、7−6(4)で破り、優勝を飾った。

荒井大輔/三木拓也 写真/伊藤功巳

10月7日男子準々決勝ハイライト

楽天ジャパンオープン
$2,108,110 ATP500 Japan Open
会場:有明テニスの森公園
オーダー・オブ・プレー


<<準決勝>>
4]ティアフォー(アメリカ) vs クォン(韓国)
3]フリッツ(アメリカ) vs 7]シャポバロフ(カナダ)

<<準々決勝>>
◎クォン(韓国) 6-3 6-0 ●マルチネス(スペイン)
◎4]ティアフォー(アメリカ) 6-0 6-4 ●キツマノビッチ(セルビア)
◎3]フリッツ(アメリカ) wo ●5]キリオス(オーストラリア)
◎7]シャポバロフ(カナダ) 6-4 6-3 ●9]チョリッチ(クロアチア)
ドローnet
本戦ドローPDF

ダブルスドロー
予選ドロー
2012年、2014年のチャンピオン、錦織圭(ユニクロ)は不出場

取材/保坂明美 写真/伊藤功巳