ITF(国際テニス協会)公認の国際大会、浜松ウィメンズオープン(W25 賞金総額2万5千ドル)が、東急リゾートタウン浜名湖(浜松市北区三ヶ日町開催)にて大会6日目を迎え、シングルス準々決勝と、ダブルス準決勝が行われた。

昨年準優勝者の西郷里奈(TEAM自由が丘)は、第2シードの細木咲良(原商)に3本のマッチポイントを取られながらも、すべて凌いで準決勝へ。カウンターを得意とする細木相手に、最後まで強打で攻め切った。

前週の牧之原国際女子テニスを制した亜細亜大学3年生の山﨑郁美は、今大会が肘の手術からの復帰戦となる清水綾乃(Club MASA)と対戦。清水の強打を堅守で返し、緩急織り交ぜた攻撃でポイントを重ね勝利した。

「里奈ちゃんと対戦したい」と言う山﨑は、西郷と同じテニスクラブ出身で、高校も西郷が先輩という関係。15日の準決勝は同門対決となる。

華谷和生(三浦工業)と清水映里(東通産業)の一戦は、試合時間3時間23分に及ぶ大熱戦に。

「清水選手は左利きで、スピンをかけた深いボールで押し下げてくる。私はとにかく我慢強く、相手のミスを誘いつつ、攻められる時は攻めようと思っていた」と華谷が言うように、清水が左腕から繰り出す重いショットで攻めれば、華谷は高いコートカバー能力と深いボールで対抗する。長期の海外遠征を重ね、心身共にタフになった華谷が、総ポイント104対101の接戦を制した。

華谷和生

「長い試合だけれど、そこまで疲れはない。明日は同期の加治選手なので楽しみ」と次戦へ向けて意気込みを見せた。

ノーシードの加治遥(島津製作所)は、第8シードのリー・ヤーシュン(TPE)に 6-2 6-3 で勝利している。

加治遥
浜松ウィメンズオープン(W25 賞金総額2万5千ドル)
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シングルス準々決勝
◯華谷和生[5] 5-7 6-4 6-4 ●◯清水映里
◯加治遥 6-2 6-3 ●リー・ヤーシュン(TPE)[8]
◯山﨑郁美 6-4 6-4 ●清水綾乃
◯西郷里奈[6] 2-6 6-4 7-6(6) ●細木咲良[2]

10月15日(土)の対戦
シングルス準決勝
華谷和生[5] vs 加治遥
山﨑郁美 vs 西郷里奈[6]

ダブルス決勝
林恵里奈/森崎可南子[3] vs 荒川晴菜/伊藤あおい

資料・写真/浜松ウィメンズオープン