11月2日 今年最後のATP1000大会 「ロレックス・パリ・マスターズ」。シングルス2回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス)は2回戦で世界1位のカルロス・アルカラス(スペイン)に競り合うものの、4-6 4-6 で敗れた。敗れたとは言え西岡は「次は勝てる可能性ある」と感じた敗戦だった。

韓国オープンに優勝するなど自己最高ランキング37位になった西岡。
1回戦では、2021年の全豪オープンでは予選から勝ち上がり4強、最高ランキング14位だったA・カラツェフ(ロシア)を6-3 6-4のストレートで破り2回戦に進出した。
2回戦の対戦相手は、9月のUSオープンに優勝、史上最年少19歳4ヶ月で世界ランク一位になったアルカラスだった。

西岡良仁 4-6 4-6 ◎6-カルロス・アルカラス

お互いに相手の様子を見ながら試合はサービスキープで進む。
西岡は2−2、15−0まで1ポイントも落とさずサーブをキープしていたが、
次のポイント、信じられないようなショットでポイントを失った。

下にアップした西岡vsアルカルスのYouTubeのハイライト動画の最初の動画はそのポイントから始まっている。
10回ほどのラリー戦が続き、西岡はアルカラスの動きの逆をついたショットを放つ、
走り過ぎたアルカラスは、ボールを追い越したと思ったら、なんとジャンプし、
股ぬきショットで返したのだ。
驚きペースを崩された西岡は初めてサーブを落とす。

それでも西岡は第8ゲームをブレークバック4−4と追いつく。
追いついたものの、30−40とブレークポイントを握られた。
外に切れてくるサーブを返すアラカラス、その返ってきたボールをストレートに打ち西岡はネットについた、
アルカラスはフォアのランニングクロスパスを決め、西岡のサーブをブレークした。
次のサーブをキープしアラカラスが6−4で第1セットをとる。

第2セットも4−4まで競り合うが、15−40のラリー戦、フォアの逆クロスを決められ、
4−5とサーブをブレークされた。
互角の勝負、見応えのある互角の勝負。西岡本人も「勝てる可能性もある」と確かな手応えを感じた試合だった。

パリ・マスターズ
ATPカテゴリー:ATP1000 ROLEX PARIS MASTERS
9/26 - 10/02 2022
48ドロー、室内ハード
10月30日(日)~11月06日(日), 2022
会場:Bercy' Arena
パリ現地時刻(時差 -8時間)

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パリマスターズの西岡良仁 photo パリマスターズ

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記事:塚越亘/塚越景子 photo/鯉沼宣之/伊藤功巳/TennisJapan