日本No.1プロテニスプレーヤー、西岡良仁が主催する『Yoshi’s CUP』の1日目が、12月17日(土)、早稲田大学庭球部 東伏見三神記念テニスコートにて開催された。

1日目は出場者8名を2グループに分けたラウンドロビン(総当たり)戦が行われ、決勝トーナメントへ進出する上位2名を目指し、各選手気迫のこもったプレーが繰り広げられた。

「初めてプレーを見る選手がほとんでしたが、アグレッシブなプレーをする選手がたくさんいた」と西岡が言うとおり、1セットマッチという短い試合時間ながらも、選手たちは、果敢に前に入って攻撃していた。

富田悠太

Aグループは第1シードの富田悠太(ノア・ジュニアテニスアカデミー神戸垂水)が、「この日のために1年間頑張った」と言うとおり、攻撃的なテニスに磨きをかけ、ネットをとるなど、相手にプレッシャーをかけていった。「初戦は緊張した」というものの、6−3で勝利。その後の2戦は6−1と圧勝し、決勝トーナメントへ進出した。

「明日の準決勝は、1セットマッチで、流れを最初に掴んだ方が絶対有利なので、自分のサービスゲームをしっかりキープし甘いボールは前に入ってプレッシャーをかけていきたいと思います」と、熱く語った。同じAグループでは2位で本山知苑(四日市工業高校)が決勝トーナメントへ進出している。

Bグループは、第2シードの前田透空(相生学院高校)が、腹筋の痛みを抱えつつも、3勝を収めて決勝トーナメントへ進出。テーピングを施し、痛み止めを飲みながらのプレーとなったが、「そこを我慢してしっかりサービスを打ったら、それがエースになったりしたのが良かった」と、勝因を振り返った。2位通過は遊川大和(関西高校)。

西岡からインタビューを受ける前田透空

明日は1、2位による決勝トーナメントと、3、4位による順位決定トーナメントが行われ、大会の様子は、西岡良仁のYouTUBEチャンネルでLIVE配信放送される。

リーグ戦結果とトーナメント対戦表

■出場選手■

伊藤拓(新田高校)
川西飛生(TEAM KIT)
本山知苑(四日市工業)
武藤守生(フリー)
永嶋煌(J STRUCT)
前田透空(相生学院)
遊川大和(関西高校)
富田悠太(ノア・ジュニアテニスアカデミー神戸垂水)

■12月18日のオーダーオブプレー■

コートA 10:00〜
第1試合 決勝トーナメント 富田悠太vs遊川大和
第2試合 決勝トーナメント 本山知苑vs前田透空
第3試合 5,6位決定戦
第4試合 3,4位決定戦
第5試合 決勝

コートB 10:00〜
第1試合 順位決定トーナメント 伊藤拓vs川西飛生
第2試合 順位決定トーナメント 武藤守生vs永嶋煌
第3試合 7,8位決定戦

終わり次第表彰式

【活動支援金について】
優勝:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限200万円)
西岡賞:海外遠征費・キャンプ費などを補助(上限50万円)※西岡が独自の目線で選定。

■Yoshi’s CUP公式サイト:http://yoshihito-nishioka.com/yoshis-cup/

取材/保坂明美 写真/Yoshi's CUP 長浜功明