テニスの実業団日本一を決める、第37回「日本リーグ」の2ndステージが、1月18日(水)~22日(日)、行われた。

男子は18チーム、女子は12チームを2グループに分けて、1stステージ(2022年12月1日(木)~4日(日))、2ndステージの2回にわたって、横浜国際プール、ブルボンビーンズドームの2会場で総当たり戦を繰り広げる。

1stステージでは男子で唯一の全勝チームだったブルーブロックのマイシンは、最終戦で橋本総業ホールディングス(以下橋本総業HD)と対戦した。

昨年活躍した熊坂拓哉はイカイへ、川上倫平と、河内一真は橋本総業HDへ移籍したマイシンは、昨年出場しなかった台湾の許育修(ユル イクシュウ)がS1として出場し、伊藤竜馬をストレートで退ける。S2は川橋勇太が中川直樹に敗戦を喫すると、勝負はダブルスに持ち越される。

マイシン新加入の高橋勇人/堀内竜輔は、ダブルスの強化を視野に入れた橋本総業が、昨年秋に加入した元マイシンの河内/川上と対戦。第1セットは高橋/堀内がセットポイントを掴む接戦となったが、タイブレークを落とすと、第2セットは流れが相手に傾き敗退となり、全勝での決勝トーナメント進出はならなかった。

古巣マイシンとの対戦を制した橋本総業HDの川上/河内

女子ブルーブロックは昨年優勝の橋本総業HDが、島津製作所と対戦。S1坂詰姫野は本玉真唯に敗退、S2岡村恭香は加治遥とのファイナル10ポイントタイブレークを制して勝敗を1−1で分けると、この対戦もダブルスに委ねられる。

本玉真唯がセカンドステージへ参戦したことにより、全員プロの布陣を敷いた島津製作所の大前綾希子/桑田寛子が、終始積極的なプレーを見せ、6-3 6-3で瀬間詠里花/森崎可南子に勝利、全勝で1位通過を果たした。 

勝負を決めた桑田/大前のダブルス

各ブロックの男子上位8チームと女子上位6チームが東京体育館で開催される決勝トーナメント(2023年2月17~19日)を戦い、実業団テニスの日本一を決める。

テニス日本リーグはシングルス2試合、ダブルス1試合の合計3試合(同一選手の単複重複不可)で争われる。(決勝トーナメント スケジュール
昨年は無観客で行われたが今年度は無料で観戦が可能だ。

男子 三菱電機、橋本総業HDが1位通過
レック、EPSが決勝T進出ならず

男子 レッドブロック
1位三菱電機 7勝1敗
2位ノアインドアステージ 6勝2敗
3位イカイ 6勝2敗
4位明治安田生命 5勝3敗
5位レック興発 5勝3敗
6位ルーセントアスリートワークス 4勝4敗
7位JR北海道 2勝6敗
8位九州電力 1勝7敗
9位テニスユニバース 0勝8敗
>>男子レッドブロック 成績表 及び対戦表<<

男子 ブルーブロック
1位橋本総業ホールディングス 7勝1敗
2位マイシン 7勝1敗
3位伊予銀行 6勝2敗
4位山喜 5勝3敗
5位エキスパートパワー シズオカ 5勝3敗
6位村田精工 3勝5敗
7位リコー 2勝6敗
8位オーエスジー 1勝7敗
9位日本紙通商 0勝8敗
>>男子ブルーブロック 成績表 及び対戦表<<

女子 ノアIS、島津製作所が全勝通過
2位はエームサービス、橋本総業HD

女子レッドブロック
ノアインドアステージ 5勝0敗
エームサービス 4勝1敗
九州電力 3勝2敗
明治安田生命 2勝3敗
MS&AD三井住友海上 1勝4敗
日本郵政グループ 0勝5敗
>>女子レッドブロック 成績表 及び対戦表<<

女子ブルーブロック
1位島津製作所 5勝0敗
2位橋本総業ホールディングス 4勝1敗
3位リコー 3勝2敗
4位フクシマガリレイ 2勝3敗
5位テニスユニバース 1勝4敗
リコージャパン 0勝5敗
>>女子ブルーブロック 成績表 及び対戦表<<

1986年第1回より第36回までの 優勝チーム及び成績

取材/保坂明美 写真/伊藤功巳