女子のITF4万ドル大会「横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント supported by 三田興産」が、11月28〜12月3日、慶應義塾大学日吉キャンパス蝮谷テニスコートにて開催された。

シングルス決勝は、2回戦で第1シードのワン・ヤファン(CHN)を破り決勝へ進んだアリオナ・ファレイ(ベラルーシ)と、準決勝で第2シードの本玉真唯(島津製作所)を破り決勝へ進出した清水綾乃(Team LB)との対戦。6−3、7−5でファレイが清水を破りW40カテゴリー初優勝を飾った。

第1セットは互角の展開で、清水はブレークのチャンスがあったものの、それをものにできず、ファレイが6−3で先行する。

続く第2セットは、ファレイが5-1、サービングフォーザマッチを迎えたところで、タイトルへの緊張感からかミスが増えた。清水は4ゲーム連取で5-5に追いついたが、落ち着きを取り戻したファレイが2ゲームを連取して優勝を果たした。

アリオナ・ファレイ



お互い引かないストローク戦は見応えある互角の戦いだったが、ファレイの復調で清水が押し切られた形となった。

試合後、清水は「悔しい気持ちですが、大会前は決勝に残れるとは思っていなかった」とスピーチで涙を見せたが、その後のサイン会で多くの観客から「いい試合でした」「応援していました」を声をかけられると、ようやく本来の笑顔を取り戻した。

■女子シングルス決勝
アリオナ・ファレイ(ベラルーシ)6-3 7-5 清水綾乃(Team LB)


Tennis.jp 写真/鯉沼宣之