男女シングルスの優勝者には、2025年のパリ・フランスで開催される全仏オープンジュニア・本戦ワイルドカードが授与される『Roland-Garros Junior Series by Renault』アジア大会が、日本で初開催されることとなった。

17歳以下の選手が対象となるこの大会は、2024年10月16日(水)~10月20 日(日)の5日間、第一生命相娯園テニスコートにて実施される。また、今大会のトーナメント・アンバサダーには、錦織圭が就任し、全仏オープンジュニアを目指す子どもたちのチャンスと経験の場をサポートすることも決まった。

今大会の開催には、トッププロにアジア選手が少ない現状を改善したいという ATP、WTA及びITFの思いがある。ATF(アジアテニス協会)会長のYURIY POLSKIY氏は、「ジュニア選手たちが、将来、国際ステージに向かって練習し、飛躍するには、クレーコートのサーフェスが最適だと考えています」と、クレーのローランギャロスに向けて戦う意図を説明。そこに、世界のトップレベルを知る錦織圭がアンバサダーとして加わるのだから、アジアのトップジュニアたちにとって、またとない経験となるだろう。

10月に日本で開催される大会に先駆けて、8月にはカザフスタンと中国で予選大会が行われる。これにより、より多くの国の選手たちが参加でき、国境を越えた大きな大会へと成長する可能性も秘めている。

全仏オープンジュニアのワイルドカードが獲得できる大会は、ブラジルですでに2年連続で実施。全仏オープンの大会ディレクターである、アメリー・モーレスモ氏は、「2022年からブラジルで開催し成功してきた、ジュニアへ向けた世界規模イベント『Roland-Garros Junior Series by Renault 』を日本で開催できることをうれしく思います。全仏オープンで数々の功績を残してきた錦織圭選手も、アンバサダーとしてジュニア選手たちに一生に一度の経験の場を与えるべく、全力でサポートしていきます」 と、大会成功に向けて力強く語った。

ジュニア時代からクレーでプレーすることで、フィジカルが鍛えられ、空間を使ったプレースタイルも身に付きやすくなる。想像力豊かなプレーは、小柄な日本人選手にとって世界で戦うには必要な要素だ。優勝してワイルドカードを獲得できることが最高ではあるが、錦織がアンバサダーとしてサポートしてくれることを考えると、今大会に出場することにも大きな意味があるだろう。

【Roland-Garros Junior Series by Renault 本戦実施概要】
日程:2024年10月16日(水)~10月20日(日)
会場:第一生命相娯園(世田谷区給田1-3-42)
サーフェス:クレーコート
ドロー:32(男女各16名ずつ)

【スポンサー】
メインパートナー:Renault
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公式サプライヤー:Wilson