12日、女子テニスツアーのBNLイタリア国際はシングルス1回戦が行われ、奈良くるみ(22歳)はラッキールーザーのパウラ・オルマエチェア(21歳、アルゼンチン)に4-6、3-6のストレートで敗退、初戦で姿を消した。

この日の試合で奈良は、オルマエチェアの11本を上回る18本のブレークチャンスがあったものの、そのうちブレークにつなげられたのはわずかに1度。その一方、自身のサービスゲームでは試合を通して4度のブレークを許してしまい、1時間48分で敗退となった。

世界ランク45位の奈良は、2月にブラジルで行われたリオ・オープン(クレーコート)で自身初となるツアータイトルを獲得するなど、今シーズンは順調に勝ち星を積み上げてきたが、このクレーシーズンでは3大会連続での初戦敗退となった。

2009年にプロ転向を果たした奈良が初めて出場したグランドスラムが、2010年の全仏オープンだった。その時は予選決勝で4時間を超える接戦を勝ち取り、夢舞台へのチケットを手に入れていた。