今季2大会目のグランドスラムとなる全仏オープンが、パリ郊外のローランギャロスで開幕。29日、ダブルス1回戦が行われ、世界ランク82位、クルム伊達公子(43歳)は同ランク63位、バルボラ・ザーロバ・ストリツォバ(28歳、チェコ)とペアを組み、第11シードのアナベル・メディナ・ガリゲス(31歳、スペイン) とヤロスロワ・シュウェドワ (26歳、カザフスタン)ペアと対戦し、6-4、6-2で勝利する活躍をみせ2回戦進出を果たした。
伊達のペアは、サービスゲームでは61%、リターンゲームにおいては56%の確率でポイントを奪い、6度のブレイクを果たして2回戦進出を果たした。
伊達は今年、タイのパタヤでは2時間50分の熱戦の末にガルビン・ムグルサ(20歳、スペイン)に6-7 (2)、7-5、7-6 (6)で勝利するなどの活躍でツアーベスト8の活躍を果たしている。ムグルサは今大会の2回戦において第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(32歳、米国)に勝利する活躍を果たした。
ガリゲスは2008、2009と全仏オープン2連覇、北京オリンピックでは銀メダルの偉業を成し遂げている、世界ランク最高位はシングルス16位、ダブルス3位。またシュウェドワも、2010年のウィンブルドンと全米オープンで優勝、世界ランク自己最高はシングルス25位、ダブルス4位と活躍している。
記事:長嶋秀和