全米オープンが米国、ニューヨークで開幕。26日、男女シングルス1回戦が行われ、世界ランク90位の土居美咲(23歳)が第16シードで2度の全豪オープン制覇した元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(25歳)と対戦し7-6(3)、4-6、1-6で惜敗し2回戦進出はならなかった。

第1セット5-4では回り込んでのフォアでセットポイントを握るもアザレンカの好調なサービスで凌がれてタイブレークに突入したが、6ポイント連続でポイントを奪うなど7-3で土居が第1セットを先取した。アザレンカの5本に対して土居は13本のフォアハンドウィナーを決めるなど攻撃的なプレーを続けたが、第2セットではブレイクがお互い続き4-6で落とした土居がファイナルセット46分にも及ぶ長い接戦を1-6で落としアザレンカが勝利した。

また第31シードの奈良くるみが元世界21位の強豪アレクサンドラ・ウォズニアク(26歳、カナダ)と対戦し6-2、6-1で勝利し2回戦進出を果たしたがクルム伊達公子(43歳)は元世界1位のビーナス・ウィリアムズ(34歳)と対戦し6-2、3-6、3-6のフルセットの末に敗退し2回戦進出はならなかった。

男子シングルスでは錦織圭(24歳)はウェイン・オデスニク(28歳、米国)と対戦し6-2、6-4、6-2で2回戦進出を果たしたが西岡良仁(18歳)はパオロ・ロレンジ(イタリア)と対戦し1-6、2-6、1-2でリタイアし2回戦進出はならなかった。

またダニエル太郎(21歳)は第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦し3-6、2-6、6-7(1)で敗退し2回戦進出はならなかった。他に伊藤竜馬予選を突破し本戦入りを果たしている。

男子シングルス
1回戦

○パオロ・ロレンジ(イタリア)6-1、6-2、2-1ret. ●西岡良仁
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[5] 6-3 6-2 7-6(1) ●ダニエル太郎

女子シングルス
1回戦

ビクトリア・アザレンカ[16] 6-7(3)6-4 6-1 ●土居美咲
ビーナス・ウィリアムズ(米国)2-6、6-3、6-3 ●クルム伊達公子
奈良くるみ[31] 6-2 6-1 ●アレクサンドラ・ウォズニアク(カナダ)

シングルス予選
決勝

伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]

2回戦

伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)

1回戦

ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]

全米オープン 2014 公式サイト

記事:長嶋秀和
写真:濱中益美