全米オープンが米国、ニューヨークで開催。6日、男子シングルス準決勝が行われ、錦織圭(24歳)が第1シードでウインブルドン優勝者、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し6-4、1-6、7-6(4)、6-3と接戦の末に勝利した。

第1セット第7ゲームで2度のストレートリターンエースとバックのダウンザラインを決めて再びブレイクし錦織がファーストサービスが入った時に73%の確率でポイントを奪い、10本のウィナーと2度のネットプレーを決め、2度のブレイクを果たした錦織が第1セットを6-4で奪った。

第2セットは30分でジョコビッチが10本のウィナーで挽回し、続く第3セットではタイブレークにもつれ込んだ終盤、リターンウィナー2本、バックの逆を突くダウンザラインで4-0とリード、バックにボールを集めたジョコビッチが挽回も最後はフォアで決め7-4でタイブレークを制した。

第4セット、ジョコビッチのサービスをブレイクしスタート、続く第2ゲームでは0-40から錦織が挽回しフォアでエースを奪うとキープし2-0とリードを奪う。ジョコビッチの追い上げも強烈なフォアでポイント奪い3-1、4-2、5-2とリードを保ち確実なキープを続ける錦織。

第9ゲーム、ジョコビッチのサービス、15-30からバックの高い打点をダウンザラインエース、30-40からジョコビッチのフォアがアウトで決勝進出を果たした。

「ダンテとともにチャンに支えられて今ここにいられる。世界のナンバーワンに勝てて嬉しい。2セット目を取られてそこから逆転できてうれしい。もう少し思いきりコートの中に入って振り切ることが出来たので良かった。優勝目指して頑張ります。速いタイミングで取る事が有効だとコーチにも言われていたのでそれを意識してきた。」と錦織。

全米オープン
男子シングルス
準決勝

錦織圭 vs ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1]

準々決勝

錦織圭 3-6 7-5 7-6(7)6-7(5) 6-4 ●スタン・ワウリンカ(スイス)

4回戦

錦織圭 4-6 7-6(4)6-7(6) 7-5 6-4 ●ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

3回戦

錦織圭 6-4 6-2 6-3 ●レオナルド・マイェール(アルゼンチン)

2回戦

錦織圭 6-4 6-1 ret. ●パブロ・アンドゥハール(スペイン)
フェリシアーノ・ロペス(スペイン)6-4 3-6 6-4 7-6(4)●伊藤竜馬

1回戦

錦織圭 6-2 6-4 6-2 ●ウェイン・オデスニク(米国)
伊藤竜馬 6-2 3-6 5-7 4-1ret.●スティーブ・ジョンソン(アメリカ)
○パオロ・ロレンジ(イタリア)6-1、6-2、2-1ret. ●西岡良仁
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[5] 6-3 6-2 7-6(1) ●ダニエル太郎

女子シングルス
2回戦

○ベリンダ・ベンチッチ(スイス)6-4 4-6 6-1 ●奈良くるみ[31]

1回戦

ビクトリア・アザレンカ[16] 6-7(3)6-4 6-1 ●土居美咲
ビーナス・ウィリアムズ(米国)2-6、6-3、6-3 ●クルム伊達公子
奈良くるみ[31] 6-2 6-1 ●アレクサンドラ・ウォズニアク(カナダ)

ダブルス
3回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-6(4) 6-4 ●シェイ・スーウェイ(台湾)/ペン・シューアイ(中国)

2回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)6-3 6-2 ●チャン・ハオチン(台湾)/チャン・ユンジャン(台湾)

1回戦

クルム伊達公子/バルボラ・ストリコバ(チェコ)7-5 4-6 6-3 ●イリーナ・ファルコーニ(アメリカ)/アンナ・タチシュビリ(グルジア)

シングルス予選
決勝

伊藤竜馬 [11] 6-4 6-4 ●ミコール・プラジズニー(ポーランド)[22]
西岡良仁 6-3 6-1 ●マルセル・イルハン(トルコ)[25]
ダニエル太郎 4-6 7-5 6-3 ●ピーター・ポランスキー(カナダ)[10]
○マティアス・バッキンガー(ドイツ)6-3 6-3 ●杉田祐一 [12]
○マルコ・キュードネリ(スイス)6-1 6-7(6) 6-1 ●守屋宏紀 [29]

2回戦

伊藤竜馬 [11] 6-3 6-2 ●アレックス・ボゴモロフ ジュニア(ロシア)
杉田祐一 [12] 1-6 7-5 6-3 ●アドリアン・メネンデス マチェラス(スペイン)
守屋宏紀 [29] 3-6 6-4 6-3 ●ルベン・ビーママンズ(ベルギー)
西岡良仁 7-5 4-6 6-4 ●タナシ・コキナキス(オーストラリア)
ダニエル太郎 6-2 2-6 6-1 ●Toni ANDROIC(クロアチア)

1回戦

ダニエル太郎 4-6 7-6(7) 6-1 ●アレックス・クズネツォフ(米国)
西岡良仁 6-4 6-4 ●ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[5]
守屋宏紀 [29] 1-6 7-6(3) 6-2 ●ウラジミール・イニャティック(ベラルーシ)
○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4 6-4 ●内山靖崇
○オスカル・エルナンデス(スペイン)6-3 6-3 ●添田豪[2]
杉田祐一 [12] 6-3 6-4 ●ティム・プッツ(ドイツ)
伊藤竜馬 [11] 7-6 (6)、4-6、6-3 ●フランシス・ティアフォー(米国)[WC]

全米オープン 2014 公式サイト

記事:長嶋秀和