1日、男子テニスツアーの楽天ジャパンオープンはシングルス1、2回戦が行われわれ、センターコートの第2試合には1回戦、第4シードの錦織圭(24歳)がイワン・ドディグ(29歳)と対戦し、6-3、6-3のストレートで快勝し2回戦進出を果たした。

全米オープン準優勝後、アジア・シリーズの最初大会のクアラルンプールで今季3度目の優勝を果たし世界ランク7位に上昇させた錦織は、この日の第2試合に登場。雨天の為に屋根を閉じたインドアで室内コートでツアー優勝経験もあるドディグとの対戦。

第1セット、両者サービスキープで迎えた第8ゲームでは相手のセカンドサービスに対して強烈なリターンを含め4度のフォアハンドのウィナーを決めてブレイクを果たし続くサービスをキープし第1セットを6-3で先取。

第2セットでは第4ゲームでサービスブレイクされ1-3とリードを許すも、続くゲームではフォアのリターンでエースを奪いブレイクバック、その後も攻撃の手を緩めることなく、最後もフォアのエースを決めストレート勝ちで2回戦進出を果たした。

先週のクアラルンプール決勝では「負けるかと思った」と考えていたという接戦の中、ブレイクチャンスを何度逃がしても「これだけいやな思いをさせていれば、きっとチャンスは来る」と思っていたという錦織。今大会の初戦では接戦ながらマッチポイントを逃がした後のゲームをキープし快勝した。

また第4試合には1回戦で第1シードのスタン・ワウリンカ(29歳)に勝利した伊藤竜馬(26歳)がベンヤミン・ベッカー(33歳)と対戦する。

記事:長嶋秀和