米国ニューヨークで開催される全米オープン(ハードコート)。13日、車いす部門の男女シングルス決勝が行われ、男子は昨年の覇者、世界ランク1位で第1シードの国枝慎吾(31歳、ユニクロ)が世界ランク2位、ステファン・ウデ(フランス)と対戦し6-7 (4)、6-3、6-2の逆転で勝利し連覇と6度目の優勝を果たした。
ダブルスのみ開催のウィンブルドンは敗退したが、今年も全豪、全仏オープンに続いて優勝し4大大会のシングルスすべてに勝利した。14年1月のシドニー国際大会の準決勝で敗退して以来、76連勝を果たしている。
また女子では連覇を狙う上地結衣(21歳、エイベックス)は決勝でジョーダン・ホワイリー(英国)に4-6、6-0、1-6で敗退し、2連覇はならなかった。
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国枝慎吾は、2008年から2010年の間、車いすテニスシングルス男子の最多連勝記録106連勝を、上地結衣は、昨年の全米オープンで20歳135日で4大大会のダブルス全制覇を達成した快挙がギネス世界記録に認定されている。
またジュニアの部の男子ダブルスの準決勝では、2回戦で第1シードに勝利した綿貫陽介(17歳、グローバルプロテニスアカデミー)とロイド・ハリス(南アフリカ)のペアは、ブランドン・ホルト(米国)とライリー・スミス(米国)のペアと対戦し6-4、4-6、ファイナルタイブレーク8-10で惜敗し決勝進出はならなかった。