東京の有明テニスの森で開催されているATPツアー500大会、楽天ジャパンオープン(賞金総額 126万3045ドル/ハードコート)。7日(水)、シングルス2回戦が行われ、今大会連覇を目指す第2シードの錦織圭(25歳、日清食品)は、サム・クエリー(28歳、米国)と対戦し7-6(3)、6-3で勝利し準々決勝進出を果たした。

錦織はファーストサービスで92%の驚異的な確率でポイントを奪うなど安定したサービスゲームで1度もブレークチャンスを許さず、クエリのサービスを2度ブレークに成功し快勝した。準々決勝では、マリン・チリッチ(27歳、クロアチア)とスティーブ・ジョンソン(25歳、米国)の勝者と対戦する。

錦織は「風の強い中でビッグサーバーとの対戦だったので、すごく集中力が必要なゲームでした。1セット目のタイブレークをしっかり取れて、2セット目はリラックスしてラケットも振れていたので、かなり良いテニスが出来ていたと思います。」

「特に強いサービスを持っている選手に早くにブレーク出来ることは、自分のサービスゲームをリラックスして進められるので、2セット目で2度ブレーク出来たのも自分にとって良い自信になります。これからよりタフな選手にあたるので、良いステップが出来たと思います。より良いテニスが出来るようにこれからも頑張るので、応援宜しくお願いします」とコメントしている。

また伊藤竜馬(27歳、北日本物産)は第1シード、世界ランク4位のスタン・ワウリンカ(30歳、スイス)と対戦し3-6、6-2、4-6で惜敗し準々決勝はならなかった。

伊藤は、昨年の今大会1回戦で対戦し7-5、6-2で勝利していたが、今年は接戦に持ち込む粘りをみせたが、惜敗した。ワウリンカは「とてもいい気分です。非常にタフな試合でした。第3セットはそれまでより集中して臨みました。ベースラインからのプレーに集中して臨みました」とコメントしている。

記事:長嶋秀和