米国のメンフィスにて開催されるメンフィス・オープン(ハードコート)。13日、4連覇を狙う第1シードの錦織圭(26歳、日清食品)は準決勝で第4シードのサム・クエリー(28歳、米国)と対戦し、3-6、6-3、6-3で勝利し決勝進出を果たした。試合時間は1時間42分。
第1セット第4ゲームでクエリーの猛攻にブレイクを許し、続くゲームでチャンスを掴むもブレイクを奪えずリードを許す展開に。第6ゲームでは0-40からドロップショット2本エース、サーブアンドボレーで5ポイント連取、踏み込んだリターンなどで変化をつけたゲームで応戦も3-6で落とす。
第2セットは動かそうとするプレーから、相手のバックハンドにボールを集めて長いラリーを機に相手の無理を誘い、またダウンザラインへ攻めるプレーで翻弄し4-1とリードすると最後はサービスで圧倒し6-3。
第3セット、第3ゲームで錦織はセカンドサービスのリターンで攻撃し、3度目のチャンスで長いラリーからブレイクするとリードを守り勝利した。
錦織はクエリーと昨年の今大会でも準決勝で対戦し、5-7、7-6 (5)、 7-6 (5)の接戦で勝利していた。決勝では主催者推薦出場のテイラー・フリッツ(18歳、米国)と対戦する。
錦織圭は今季、ブリスベン国際でベスト8進出、全豪オープンでは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退もベスト8の活躍を果たしている。今大会では2013年大会で初優勝すると昨年まで3連覇の快挙を遂げている。
記事:長嶋秀和