米国のメンフィスにて開催されるメンフィス・オープン(ハードコート)。14日、第1シードの錦織圭(26歳、日清食品)は決勝で主催者推薦出場のテイラー・フリッツ(18歳、米国)と対戦し、6-4、6-4のストレートで優勝を果たし、大会史上初の4連覇を達成した。
第1セット、18歳、フリッツが強烈なサービスで優位に立つと思い切ったプレーでブレイクし3-0とリードするも、錦織が続く3ゲームでストロークから主導権を奪い3ゲーム連取で挽回する展開。錦織は第9ゲームで相手を圧倒するとセットを逆転で先取。
第2セットは序盤でチャンスを逃した錦織だったが、セット後半ではストロークで主導権を握りブレイクすると、サービスゲームでは安定したポイントを重ね、マッチポイントではエアKでエースを奪いストレートで米国期待の若手に快勝した。
フリッツはツアー大会3度目の挑戦で決勝進出を果たしたが、2008年パイロット・ペン選手権で優勝したマリン・チリッチ(クロアチア)以来の10代選手での優勝はならなかった。
錦織圭は今季、ブリスベン国際でベスト8進出、全豪オープンでは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退もベスト8の活躍を果たしている。今大会では2013年大会で初優勝すると今年で4連覇の快挙を達成した。
記事:長嶋秀和