台湾の高雄で開催されたツアー大会の台湾オープン(ハードコート)。シングルス決勝で第2シードの土居美咲(ミキハウス)は第1シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)と対戦し4-6、2-6で敗退し、昨年10月のルクセンブルクに続くツアー大会での優勝はならなかった。試合時間は1時間26分。
公式ブログで土居は「今日の決勝ではビーナス選手に46.26で負けて準優勝で大会を終えました。今日の試合では相手の独特な雰囲気なのか、プレースタイルなのか、自分としてもなかなかリズムを合わせられず、最後までとてもやりづらい中で戦っていたように思います。これも経験として、次回対戦するときは私も新たに対策を錬れると思うので、次の対戦を楽しみにしたいと思います。」
「大会を通しては自分のプレーが良かったとは言い難いですが、そんな中で決勝に進めたことに価値があると思います。そういう意味では自分の底辺も上がってきていると思うので、次に繋がるいい大会だったと思います。」
「今回は地元の方に沢山応援していただきました。そして日本からの応援もとても力になりました。数日、日本に戻って次のドーハに向かいます」とコメントしている。
土居は今年オークランドとホバートのツアー大会で1回戦敗退も、全豪オープンでは1回戦で優勝したアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に7-6(4)、6-7(6)、3-6の接戦の末に惜敗していた。
奈良くるみ(安藤証券)はベスト8に進出も準々決勝を棄権、加藤未唯(佐川印刷)は初戦に勝利しツアー大会初勝利、大坂なおみ、奥野彩加(イヌヅカスポーツプランニング)、桑田寛子(島津製作所)も初戦で敗退した。
波形純理(伊予銀行)と喜島瑞乃(フリー)は予選で敗退、ダブルスでは穂積絵莉(エモテント)と加藤未唯のペアが決勝に進出を果たすもチャン・ハオチン(台湾)とチャン・ユンジャン(台湾)ペアに4-6、3-6で敗退し惜しくも優勝はならなかった。
ロシアで開催されたサンクトペテルブルクではシングルス予選で江口実沙(北日本物産)が敗退している。
写真:土居美咲ブログ TENNIS.jpより
記事:長嶋秀和